さくらのぶらじゃぁ初体験 52
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利佳もどうやら慣れてきたのか、はじめて着けたブラをさして恥ずかし気も無く脱ぐと、知世の選んでくれたストライプの方に付替えた。
「……うん、こっちもふわっとしてて、いい感じ」
着用感を知世に問われて、利佳はそう返事をした。
「これと同じのは、私がイエローで、さくらちゃんがピンクのを持っていますから、色違いのお揃いという事になりますね」
「じゃあ、明日はこれ?」
さくらの問いに、知世が頷いた。
「忘れてくれていると良いのですが、今日のお話では、明日も皆さんにお見せしないといけないようですし、そのときは利佳ちゃんもお揃いという事で」
知世がにっこりと微笑んで言った。どうやら、利佳も明日はブラジャー・デビューのお披露目をしないといけないらしい。
利佳もどうやら慣れてきたのか、はじめて着けたブラをさして恥ずかし気も無く脱ぐと、知世の選んでくれたストライプの方に付替えた。
「……うん、こっちもふわっとしてて、いい感じ」
着用感を知世に問われて、利佳はそう返事をした。
「これと同じのは、私がイエローで、さくらちゃんがピンクのを持っていますから、色違いのお揃いという事になりますね」
「じゃあ、明日はこれ?」
さくらの問いに、知世が頷いた。
「忘れてくれていると良いのですが、今日のお話では、明日も皆さんにお見せしないといけないようですし、そのときは利佳ちゃんもお揃いという事で」
知世がにっこりと微笑んで言った。どうやら、利佳も明日はブラジャー・デビューのお披露目をしないといけないらしい。
利佳が引きつった笑いを浮かべていると、何処からか小さな電子音が聞こえてきた。
知世が身体を捻り、ポケットに入れてあった携帯電話を取り出す。
「はい。大道寺です」
鈴のような声で応えると、電話の主は園美だった。
『ああ、知世? 家に電話したら、クルマを出させたって言ってたから、何処に行ったのかな? って思って電話したのよ』
園美の問いに、知世はごく正直に、
「すみません。デパートに行くのに使いましたわ」
と答えた。
『なぁに? 新しいブラジャーでも欲しくなったのかな?』
愛娘の答えに、少々からかう様なニュアンスを混ぜて、園美が言う。
「ええ、その通りです。今、下着売り場に居ますわ。さくらちゃんもご一緒ですわよ」
言いながら、ちらりとさくらを見る。自分が話題に昇ってどういう会話が交わされているのか、さくらはくすぐったいような感じがした。
『ちょ、ちょっとホントに? まだ全部なんて着てないでしょ!?』
園美が驚いたように言った。さくらと知世、一人で10点以上のブラジャーを買い与えたはずである。なんで新しいのを求めるのか、合点がいかない。
「すみません。私や、さくらちゃんではありませんわ。実は、私たちのを見て、ブラジャーが欲しいというお友達がいらしたものですから」
『あら、そうだったの……ちなみに、誰?』
「佐々木利佳ちゃんですわ」
知世の答えに、園美は少しだけ記憶を探った。確か、学芸会のビデオで、侍女役をやっていた、背の高い娘のはずである。少しロールさせた大人っぽい印象が記憶から出てきた。
『ねぇ知世……」
しばらく黙っていた園美が、電話だというのに声を潜めて、
『ブラを欲しがるって事は、その娘のおっぱいって……大きいの?』
耳に神経を集中していないと、聞き取りにくいほどの小さな声で問うた。
意味を聞き取った知世は、一瞬、頬を赤らめ、利佳を見た。
「そ……そうですね……私やさくらちゃんよりは、確かに………」
なにぶんにも、利佳を目の前に、その利佳の胸の話をするのだ。プライバシーに触れるような気もするので、出来るだけボカした表現にならざるを得ない。
『ふぅん……』
園美が相槌を打ち、何かを考え込む。しばらく無音の時間が過ぎる。
『知世……』
何かを決意したような口調で、話しかけた。
『……その利佳ちゃんに、電話代わってもらえないかしら?』
一瞬、なにを目的としているのか読めなかったが、特に力を込めて断らねばならない内容とも思えない。それに、この口調の母は、何かを思いついたときのそれだった。
「あ、はい……判りました」
言うと、電話から耳を離し、利佳を見て、
「すみません。利佳ちゃん……母がお話したいそうですわ。よろしかったら、出ていただけます?」
知世が電話器を示しながら言う。もちろん、利佳があまり乗り気でなければ断るつもりだ。
「わたしに? うん、いいわよ……」
言いながら、知世の手から携帯電話を受け取る。
「お電話代わりました」
『はじめまして。知世の母です。いつも知世と仲良くしてくれてありがとう』
と、園美はまずは取り留めのない挨拶からはじめる。
「あ、こちらこそ……」
利佳も、普通のお母さんのような切り出しに安心したのか、少し気を緩めた。まるでそれを最初から目論んでいたかのように、園美はいきなり本題に切り込む。
『ところで利佳ちゃん……だったわね。少し不躾な質問なんだけど、許してね。あなた、自分の胸が膨らんできたって気がついたの、いつ頃かしら?』
「え? あ……その……さ……三年生の終わり……くらい……です」
『ふうん……割と前からなのね。それじゃ、ブラジャーっていう下着が在ることは、その頃には知っていた?』
「あ……はい……母がしてましたから……知って……ました……」
『自分も、胸が膨らんできたんだから、ブラジャー着けようって、思わなかったの?』
「……その……まだ早いかな……って……」
『それは、お母さんか、誰か大人の女の人に相談して、早いって言われたの?』
「い……いいえ……相談するのも……恥ずかしい……です……し……」
『じゃぁ、自分だけで判断したの? 本とかも読まなかった?』
「はい……読みませんでした……」
『じゃぁ、着けてみようかな?とか、自分で買っちゃおうかな? って思った事も、全然ない?』
「つ……着けてみようかな……って思ったことは、少しあります……でも、何処で買ったら良いのか判らないし……どうやって買うのかも……」
『じゃぁ、今日、買いたいって思ったのは、知世がつけてるのを見たから? 実際に買った人から、話を聞いてって思ったの?』
「……はい……そうです……」
『これは仮定の話になるんだけど、もし、知世がブラジャーを着けて学校に行くのが、もう少し早かったら、あなたももう少し早く買ったかしら?』
「……た……たぶん……」
『ふうん……』
際どい質問を立て続けに繰り出していた園美が急に黙ってしまったので、利佳は機嫌を損ねたのではないかと気が気ではなかった。一方で、質問がかなり恥ずかしい内容だったので、これ以上は許して欲しいという気持ちもある。
知世が身体を捻り、ポケットに入れてあった携帯電話を取り出す。
「はい。大道寺です」
鈴のような声で応えると、電話の主は園美だった。
『ああ、知世? 家に電話したら、クルマを出させたって言ってたから、何処に行ったのかな? って思って電話したのよ』
園美の問いに、知世はごく正直に、
「すみません。デパートに行くのに使いましたわ」
と答えた。
『なぁに? 新しいブラジャーでも欲しくなったのかな?』
愛娘の答えに、少々からかう様なニュアンスを混ぜて、園美が言う。
「ええ、その通りです。今、下着売り場に居ますわ。さくらちゃんもご一緒ですわよ」
言いながら、ちらりとさくらを見る。自分が話題に昇ってどういう会話が交わされているのか、さくらはくすぐったいような感じがした。
『ちょ、ちょっとホントに? まだ全部なんて着てないでしょ!?』
園美が驚いたように言った。さくらと知世、一人で10点以上のブラジャーを買い与えたはずである。なんで新しいのを求めるのか、合点がいかない。
「すみません。私や、さくらちゃんではありませんわ。実は、私たちのを見て、ブラジャーが欲しいというお友達がいらしたものですから」
『あら、そうだったの……ちなみに、誰?』
「佐々木利佳ちゃんですわ」
知世の答えに、園美は少しだけ記憶を探った。確か、学芸会のビデオで、侍女役をやっていた、背の高い娘のはずである。少しロールさせた大人っぽい印象が記憶から出てきた。
『ねぇ知世……」
しばらく黙っていた園美が、電話だというのに声を潜めて、
『ブラを欲しがるって事は、その娘のおっぱいって……大きいの?』
耳に神経を集中していないと、聞き取りにくいほどの小さな声で問うた。
意味を聞き取った知世は、一瞬、頬を赤らめ、利佳を見た。
「そ……そうですね……私やさくらちゃんよりは、確かに………」
なにぶんにも、利佳を目の前に、その利佳の胸の話をするのだ。プライバシーに触れるような気もするので、出来るだけボカした表現にならざるを得ない。
『ふぅん……』
園美が相槌を打ち、何かを考え込む。しばらく無音の時間が過ぎる。
『知世……』
何かを決意したような口調で、話しかけた。
『……その利佳ちゃんに、電話代わってもらえないかしら?』
一瞬、なにを目的としているのか読めなかったが、特に力を込めて断らねばならない内容とも思えない。それに、この口調の母は、何かを思いついたときのそれだった。
「あ、はい……判りました」
言うと、電話から耳を離し、利佳を見て、
「すみません。利佳ちゃん……母がお話したいそうですわ。よろしかったら、出ていただけます?」
知世が電話器を示しながら言う。もちろん、利佳があまり乗り気でなければ断るつもりだ。
「わたしに? うん、いいわよ……」
言いながら、知世の手から携帯電話を受け取る。
「お電話代わりました」
『はじめまして。知世の母です。いつも知世と仲良くしてくれてありがとう』
と、園美はまずは取り留めのない挨拶からはじめる。
「あ、こちらこそ……」
利佳も、普通のお母さんのような切り出しに安心したのか、少し気を緩めた。まるでそれを最初から目論んでいたかのように、園美はいきなり本題に切り込む。
『ところで利佳ちゃん……だったわね。少し不躾な質問なんだけど、許してね。あなた、自分の胸が膨らんできたって気がついたの、いつ頃かしら?』
「え? あ……その……さ……三年生の終わり……くらい……です」
『ふうん……割と前からなのね。それじゃ、ブラジャーっていう下着が在ることは、その頃には知っていた?』
「あ……はい……母がしてましたから……知って……ました……」
『自分も、胸が膨らんできたんだから、ブラジャー着けようって、思わなかったの?』
「……その……まだ早いかな……って……」
『それは、お母さんか、誰か大人の女の人に相談して、早いって言われたの?』
「い……いいえ……相談するのも……恥ずかしい……です……し……」
『じゃぁ、自分だけで判断したの? 本とかも読まなかった?』
「はい……読みませんでした……」
『じゃぁ、着けてみようかな?とか、自分で買っちゃおうかな? って思った事も、全然ない?』
「つ……着けてみようかな……って思ったことは、少しあります……でも、何処で買ったら良いのか判らないし……どうやって買うのかも……」
『じゃぁ、今日、買いたいって思ったのは、知世がつけてるのを見たから? 実際に買った人から、話を聞いてって思ったの?』
「……はい……そうです……」
『これは仮定の話になるんだけど、もし、知世がブラジャーを着けて学校に行くのが、もう少し早かったら、あなたももう少し早く買ったかしら?』
「……た……たぶん……」
『ふうん……』
際どい質問を立て続けに繰り出していた園美が急に黙ってしまったので、利佳は機嫌を損ねたのではないかと気が気ではなかった。一方で、質問がかなり恥ずかしい内容だったので、これ以上は許して欲しいという気持ちもある。
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ちなみに
ちなみに某師匠様(主婦)に聞いてみましたが,そんな頃のことは覚えてないよと言いつつ,何が一番恥ずかしいかって,夏服のブラウスやセーラーからは逆光で全て透けて見えてしまうことだと言ってました。もし雨に降られたらまともに街を歩けないので夏でもパーカーを持っていたそうです。冬は全然気にならないとか。
ちなみに私は彼女のブラのホックをブラウスの上から外したことがあります。出来るんだわ。痴漢行為の一種(爆)
ちなみに私は彼女のブラのホックをブラウスの上から外したことがあります。出来るんだわ。痴漢行為の一種(爆)
やっぱそうですか(^^;
そうですか。やっぱり透けて見えるのは恥ずかしいというのは、ちょっと、わが意を得たって感じですね。
いろいろ参考になりましたです。
いろいろ参考になりましたです。