えっちの国のさくら 29
このブログ記事は、「カードキャプターさくら」の性的表現を含む、成人向け二次創作です。
このため、18歳以下の方、妄想と現実の区別のつかない方の記事の閲覧は、ご遠慮ください。
18歳以上で、ご自身の理性に自信のもてる方のみ、「続きを読む」で内容をお読みください。
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「男のコのたまたまの中では、マイクロマシンはゆっくり自分のコピーをつくる他は、ほとんど何もしないけど、精子と一緒に私達の膣内に射精されて、粘膜に触れると性質が変化するわ。死んじゃった精子のタンパク質を材料にして、ものすごい勢いで増殖する。そうして増えたマイクロマシン同士で手をつないで、膜状になる。だいたい10回射精されると、膣から子宮、卵管まで、全体が覆われる事になるわよね」
利佳の説明に、さくらはうんうんと頷く。
もちろん、実際に見たわけではなく、CGでの映像だが、教育ビデオの中に何度も出てきた場面だ。
実際に電子顕微鏡で見ると、若干形が違うのだそうだが、CG上では正方形をしたのがマイクロマシンで、上下、左右の各面から、触手を出し、他のマイクロマシンと結びついて、膜状に拡がり、模式の子宮内を覆っていく様子が描かれていた。
「仕事はいろいろあるけど、まずは妊娠しないようにすることね。一度、膜状になったマイクロマシンは、精子を殺してしまうようになるわ。だから子宮が膜で覆われてれば、せっくすしても妊娠はしない。でも、マイクロマシンがないと、せっくすしたら、妊娠しちゃうでしょう? それなら、子供はせっくすしちゃダメって理由になると思うわ」
利佳の説明を聞いていたさくらが、今度は不思議そうな表情をつくる。
「あれ? いっぱいえっちすると妊娠しないんだから、その反対っていう事は、特定の男のコとだけなら大丈夫って事じゃ?……」
混乱した事が如実に判る口調で言った。
それを利佳が優しく訂正する。
「それもマイクロマシンの話よ? マイクロマシンは、膣や子宮で増殖するとき、材料にした精子の遺伝子を覚えて、同じ遺伝子の生きている精子は、他のマイクロマシンから守ったり、子宮や卵管に送り込もうとするでしょう? だから、2、3ヶ月、ひとりの人とだけせっくすしていると、マイクロマシンの膜がなくなって、妊娠できるようになるの。逆に避妊のためのせっくすは、少なくても一日おきには、それぞれ別の男の人の精子が必要よ。だから、わたしもちゃんとクラスの男のコにも出してもらってるわ。本当は、先生とだけがいいけどね」
聞いていたさくらが、「ああ、そうか」と納得した表情を見せた。
あまりにも常識的なので失念してしまったが、複数男性とのセックスが避妊になるのは、そもそもマイクロマシンがあるためだった。
元々、男性の精子に、他者の精子を殺すような機能はないから、この技術がなければ、いくら多数の男性を相手にしたとしても、妊娠しないという保障は無い事になってしまう。
「でも……妊娠するのって、そんなに悪い事かな? 妊娠したら、産んじゃえばいいんじゃない? 中学生になったら、妊娠のアルバイトもできるようになるし……」
今度は、千春が言葉を挟んだ。
学生は社会人と違って、比較的長期の休みが取りやすく、休んで遅れた勉学については後で遅れを取り戻す事も比較的容易い。
およそ280日を要する妊娠にはうってつけの時期である。
このため、中学や高校の時期に代理出産のアルバイトをしたり、自分の子供を中高生のうちに産んでしまい、社会人になってからはバリバリ働くという女性も多い。
千春が妊娠を避けようとする利佳の言葉に疑問を持ったのも、無理からぬ事だった。
「育てるのはどうするのよ? 妊娠のアルバイトは、赤ちゃんが誰の子供で、生まれたら、どこに引き取られるかとか、全部決まってから、子宮だけ貸すお仕事だからいいけど、いつ、妊娠するか判らないんじゃ、困るでしょう? 認められないうちに妊娠しちゃったら、大騒ぎになるわよ」
と利佳に言われ、千春は頬に指をあてて考えてみる。
千春は幼馴染の貴史が好きだが、もし、今、貴史との赤ちゃんを妊娠したらどうなるだろう? 両親も貴史のことは知っているから、本気で結婚したいといえば、許してはくれるかもしれない。しかし、ちゃんとした順番を踏まず、いきなり「赤ちゃんができたから、結婚を認めて」 と言えば、確かに大騒動になるような気もする。
ようやく判ってもらえたと安堵した利佳は、さらに言葉を重ねる。
「私の場合は、先生と結婚する約束、しているから、中学と高校のうちに、子供ふたりくらい作っておこうって話し合ってるし、私が学生の間は、お母さんが応援してくれる約束になってるから良いけど、それだって、私の親に認められて、ちゃんと計画たてての事だもの。いつ、妊娠するか判らないなんて、とても怖くて、せっくすなんかできないわ」
確かにその通りだ。さくらも、奈緒子も、うんうんと頷く。
「未成年だと、18歳以下だから………だいたい、8年くらい、妊娠も、卵子の提供もなしって世界になるわねぇ……それに子供時代にせっくすなしで、オトナになっていきなり上手くできるのかなぁ?……そんな世界だと、人口減っちゃうかも……」
千春が言った。
初潮は10歳になれば来るから、「成人するまでセックス禁止」の世界では、かなりの期間、子宮が使われず、卵子も無駄になる事になる。
おまけに、休みの取りにくい社会人になってからの出産となれば、仕事に支障が出て、退職を余儀なくされてしまうのではないだろうか?
奈緒子の作った架空の世界とはいえ、千春は少し心配になった。
「人口減少が問題になってる世界かぁ……かえって、物語にリアリティがでるかも」
奈緒子が新たな設定に、うんうんと頷いた。
どうやら、これも物語の中に取り込んでしまうつもりのようだ。
利佳の説明に、さくらはうんうんと頷く。
もちろん、実際に見たわけではなく、CGでの映像だが、教育ビデオの中に何度も出てきた場面だ。
実際に電子顕微鏡で見ると、若干形が違うのだそうだが、CG上では正方形をしたのがマイクロマシンで、上下、左右の各面から、触手を出し、他のマイクロマシンと結びついて、膜状に拡がり、模式の子宮内を覆っていく様子が描かれていた。
「仕事はいろいろあるけど、まずは妊娠しないようにすることね。一度、膜状になったマイクロマシンは、精子を殺してしまうようになるわ。だから子宮が膜で覆われてれば、せっくすしても妊娠はしない。でも、マイクロマシンがないと、せっくすしたら、妊娠しちゃうでしょう? それなら、子供はせっくすしちゃダメって理由になると思うわ」
利佳の説明を聞いていたさくらが、今度は不思議そうな表情をつくる。
「あれ? いっぱいえっちすると妊娠しないんだから、その反対っていう事は、特定の男のコとだけなら大丈夫って事じゃ?……」
混乱した事が如実に判る口調で言った。
それを利佳が優しく訂正する。
「それもマイクロマシンの話よ? マイクロマシンは、膣や子宮で増殖するとき、材料にした精子の遺伝子を覚えて、同じ遺伝子の生きている精子は、他のマイクロマシンから守ったり、子宮や卵管に送り込もうとするでしょう? だから、2、3ヶ月、ひとりの人とだけせっくすしていると、マイクロマシンの膜がなくなって、妊娠できるようになるの。逆に避妊のためのせっくすは、少なくても一日おきには、それぞれ別の男の人の精子が必要よ。だから、わたしもちゃんとクラスの男のコにも出してもらってるわ。本当は、先生とだけがいいけどね」
聞いていたさくらが、「ああ、そうか」と納得した表情を見せた。
あまりにも常識的なので失念してしまったが、複数男性とのセックスが避妊になるのは、そもそもマイクロマシンがあるためだった。
元々、男性の精子に、他者の精子を殺すような機能はないから、この技術がなければ、いくら多数の男性を相手にしたとしても、妊娠しないという保障は無い事になってしまう。
「でも……妊娠するのって、そんなに悪い事かな? 妊娠したら、産んじゃえばいいんじゃない? 中学生になったら、妊娠のアルバイトもできるようになるし……」
今度は、千春が言葉を挟んだ。
学生は社会人と違って、比較的長期の休みが取りやすく、休んで遅れた勉学については後で遅れを取り戻す事も比較的容易い。
およそ280日を要する妊娠にはうってつけの時期である。
このため、中学や高校の時期に代理出産のアルバイトをしたり、自分の子供を中高生のうちに産んでしまい、社会人になってからはバリバリ働くという女性も多い。
千春が妊娠を避けようとする利佳の言葉に疑問を持ったのも、無理からぬ事だった。
「育てるのはどうするのよ? 妊娠のアルバイトは、赤ちゃんが誰の子供で、生まれたら、どこに引き取られるかとか、全部決まってから、子宮だけ貸すお仕事だからいいけど、いつ、妊娠するか判らないんじゃ、困るでしょう? 認められないうちに妊娠しちゃったら、大騒ぎになるわよ」
と利佳に言われ、千春は頬に指をあてて考えてみる。
千春は幼馴染の貴史が好きだが、もし、今、貴史との赤ちゃんを妊娠したらどうなるだろう? 両親も貴史のことは知っているから、本気で結婚したいといえば、許してはくれるかもしれない。しかし、ちゃんとした順番を踏まず、いきなり「赤ちゃんができたから、結婚を認めて」 と言えば、確かに大騒動になるような気もする。
ようやく判ってもらえたと安堵した利佳は、さらに言葉を重ねる。
「私の場合は、先生と結婚する約束、しているから、中学と高校のうちに、子供ふたりくらい作っておこうって話し合ってるし、私が学生の間は、お母さんが応援してくれる約束になってるから良いけど、それだって、私の親に認められて、ちゃんと計画たてての事だもの。いつ、妊娠するか判らないなんて、とても怖くて、せっくすなんかできないわ」
確かにその通りだ。さくらも、奈緒子も、うんうんと頷く。
「未成年だと、18歳以下だから………だいたい、8年くらい、妊娠も、卵子の提供もなしって世界になるわねぇ……それに子供時代にせっくすなしで、オトナになっていきなり上手くできるのかなぁ?……そんな世界だと、人口減っちゃうかも……」
千春が言った。
初潮は10歳になれば来るから、「成人するまでセックス禁止」の世界では、かなりの期間、子宮が使われず、卵子も無駄になる事になる。
おまけに、休みの取りにくい社会人になってからの出産となれば、仕事に支障が出て、退職を余儀なくされてしまうのではないだろうか?
奈緒子の作った架空の世界とはいえ、千春は少し心配になった。
「人口減少が問題になってる世界かぁ……かえって、物語にリアリティがでるかも」
奈緒子が新たな設定に、うんうんと頷いた。
どうやら、これも物語の中に取り込んでしまうつもりのようだ。
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ジャンル : 小説・文学