さくらのぶらじゃぁ初体験 51
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「な……なに?……」
キャミソールを脱いだ利佳は、食い入る様に自分の胸を見ているさくら気付いて、脱いだ布地で胸を覆い隠した。
「ううん、おっきくて、キレイだなぁって……」
さくらが素直にそう言うと、
「恥ずかしい……」
と利佳は頬を染め、両手で胸を隠し、俯いてしまった。
「お待たせしました」
ちょうどそこへ、選んだファーストブラを持った知世が入ってくる。丁度、今日、お揃いで着ているピンクのラインと同じものがあった。
「な……なに?……」
キャミソールを脱いだ利佳は、食い入る様に自分の胸を見ているさくら気付いて、脱いだ布地で胸を覆い隠した。
「ううん、おっきくて、キレイだなぁって……」
さくらが素直にそう言うと、
「恥ずかしい……」
と利佳は頬を染め、両手で胸を隠し、俯いてしまった。
「お待たせしました」
ちょうどそこへ、選んだファーストブラを持った知世が入ってくる。丁度、今日、お揃いで着ているピンクのラインと同じものがあった。
「ね、ね、知世ちゃん。利佳ちゃんの胸、すごいんだよ」
興奮で目をキラキラさせて報告するさくら。利佳にしてみれば、余計な事を言ってくれるなというところだが、当人は褒めているつもりだから遠慮がない。
特別な想いのあるさくらの胸以外は、それほど興味のない知世だったが、こう言われるとなんだか見てみたい気がする。
「よかったら、見せていただけます?」
知世は、いつもどおりの柔和な笑みを浮かべ、言った。
利佳は恥ずかしそうにしていたが、相談にも乗ってもらった手前、断りにくいのは確かだ。少し迷った後、目を瞑り、ゆっくりと両手を下げて、気をつけの姿勢になる。
「ね?」
なぜかさくらが、とても自慢気に言う。
その言葉を確かめるように、知世もじっくりと利佳の膨らみを見つめた。
「本当……さすがは利佳ちゃんですね……」
確かに、クラスの中で一番大人っぽい人といえば、誰もが利佳を挙げるだけの事はある。まだ膨らみだしたばかりのふたりにとっては、そこはすっかり大人のおっぱいに見えた。
知世はごく自然な挙措で右手を持ち上げると、そっと利佳の右の膨らみを包み込んだ。
「あ、ちょっと……」
抗議する間もなく、知世を真似るように、さくらが左の掌で、左の膨らみをそっと摩る。
「はにゃ~ん、ぷにぷにだよぉ……」
「本当、とっても柔らかいですわ」
「や……やめ……」
拒否したくはあったが、更衣室では立場が逆だっただけに、それをすることも出来ず、唇を噛み締めて掌の感触に耐えるしかなかった。
利佳にとっては果てしなく長い時間だったような気がするが、実際は程なくしてふたりは感触に満足したのか、手を離す。
「それでは、利佳ちゃん、こちらをどうぞ」
まるで何事もなかったかのように、知世は自分たちと同じ、白地にピンクのラインのファーストタイプを両手で差し出した。
受け取った利佳は、それを両手で拡げてみる。確かに、ふたりが更衣室でつけていたのと同じものだ。
利佳は唾をひとつ飲み込むと、まず左右の腕を片方づつ通し、背中に当たる部分を掴んで、頭を通す。続けて、今は鎖骨の辺りにある胴回り部分を両手で掴み、引き下げた。
わだかまっていた布地が伸び、鳩尾のあたりできゅっと締め付けられるはじめての感覚を味わうと、完成である。
「うわぁ………」
さくらが、知世がそうだったように、利佳もまた感嘆の声をあげた。
更衣室の奥の一面を占める姿見に自分を写し、ためつすがめつ、はじめてのブラをみつめる。
その様子を、にこやかに眺めるさくらと知世。自分たちが通って来たばかりの道を、親友がなぞっているのを見るのが楽しい。
「着けた感じは、いかがですか?」
知世が、さくらに問うたのと同じ事を問う。
「なんだか……不思議な感じ……でも、このふわっとした感触、とっても気持ちいい……」
言いながら、利佳は自分の胸の膨らみをそっと撫でた。
「こちらのも、如何ですか?」
言って、今度は肩紐の細いタイプを差し出す。カラーが淡いブルーのストライプで可愛らしく、表情を見ると、利佳も気に入ったようだ。
「利佳ちゃん、利佳ちゃん……」
受け取ったブラをうっとりと眺めている利佳に、さくらがひそひそ声で言った。
「なぁに?」
「どぉ? 持っているお小遣いで足りる? 足りるなら、もう少し持ってくるけど」
言われて、利佳は手の中のストライプのブラの値札を見た。自分のお財布の中身とで、頭の中で計算をはじめる。
「……これと同じなら、3つギリギリ出るわ。でも『足りません』って言われると恥ずかしいから、2つにしておこうかな」
「じゃぁ、今日はそれだけにしておく?」
さくらの問いに頷く利佳。
「また、買いに来る時は教えてね」
都合が合えば、一緒に買いに来ようと思ったのか、さくらがそう言って笑った。
そんな様子を、知世は、ただにこやかに眺めている。自分が奢る形をとれば、何十着でも買わせる事はできるが、そういう鼻持ちならない事を知世は決してしない。
興奮で目をキラキラさせて報告するさくら。利佳にしてみれば、余計な事を言ってくれるなというところだが、当人は褒めているつもりだから遠慮がない。
特別な想いのあるさくらの胸以外は、それほど興味のない知世だったが、こう言われるとなんだか見てみたい気がする。
「よかったら、見せていただけます?」
知世は、いつもどおりの柔和な笑みを浮かべ、言った。
利佳は恥ずかしそうにしていたが、相談にも乗ってもらった手前、断りにくいのは確かだ。少し迷った後、目を瞑り、ゆっくりと両手を下げて、気をつけの姿勢になる。
「ね?」
なぜかさくらが、とても自慢気に言う。
その言葉を確かめるように、知世もじっくりと利佳の膨らみを見つめた。
「本当……さすがは利佳ちゃんですね……」
確かに、クラスの中で一番大人っぽい人といえば、誰もが利佳を挙げるだけの事はある。まだ膨らみだしたばかりのふたりにとっては、そこはすっかり大人のおっぱいに見えた。
知世はごく自然な挙措で右手を持ち上げると、そっと利佳の右の膨らみを包み込んだ。
「あ、ちょっと……」
抗議する間もなく、知世を真似るように、さくらが左の掌で、左の膨らみをそっと摩る。
「はにゃ~ん、ぷにぷにだよぉ……」
「本当、とっても柔らかいですわ」
「や……やめ……」
拒否したくはあったが、更衣室では立場が逆だっただけに、それをすることも出来ず、唇を噛み締めて掌の感触に耐えるしかなかった。
利佳にとっては果てしなく長い時間だったような気がするが、実際は程なくしてふたりは感触に満足したのか、手を離す。
「それでは、利佳ちゃん、こちらをどうぞ」
まるで何事もなかったかのように、知世は自分たちと同じ、白地にピンクのラインのファーストタイプを両手で差し出した。
受け取った利佳は、それを両手で拡げてみる。確かに、ふたりが更衣室でつけていたのと同じものだ。
利佳は唾をひとつ飲み込むと、まず左右の腕を片方づつ通し、背中に当たる部分を掴んで、頭を通す。続けて、今は鎖骨の辺りにある胴回り部分を両手で掴み、引き下げた。
わだかまっていた布地が伸び、鳩尾のあたりできゅっと締め付けられるはじめての感覚を味わうと、完成である。
「うわぁ………」
さくらが、知世がそうだったように、利佳もまた感嘆の声をあげた。
更衣室の奥の一面を占める姿見に自分を写し、ためつすがめつ、はじめてのブラをみつめる。
その様子を、にこやかに眺めるさくらと知世。自分たちが通って来たばかりの道を、親友がなぞっているのを見るのが楽しい。
「着けた感じは、いかがですか?」
知世が、さくらに問うたのと同じ事を問う。
「なんだか……不思議な感じ……でも、このふわっとした感触、とっても気持ちいい……」
言いながら、利佳は自分の胸の膨らみをそっと撫でた。
「こちらのも、如何ですか?」
言って、今度は肩紐の細いタイプを差し出す。カラーが淡いブルーのストライプで可愛らしく、表情を見ると、利佳も気に入ったようだ。
「利佳ちゃん、利佳ちゃん……」
受け取ったブラをうっとりと眺めている利佳に、さくらがひそひそ声で言った。
「なぁに?」
「どぉ? 持っているお小遣いで足りる? 足りるなら、もう少し持ってくるけど」
言われて、利佳は手の中のストライプのブラの値札を見た。自分のお財布の中身とで、頭の中で計算をはじめる。
「……これと同じなら、3つギリギリ出るわ。でも『足りません』って言われると恥ずかしいから、2つにしておこうかな」
「じゃぁ、今日はそれだけにしておく?」
さくらの問いに頷く利佳。
「また、買いに来る時は教えてね」
都合が合えば、一緒に買いに来ようと思ったのか、さくらがそう言って笑った。
そんな様子を、知世は、ただにこやかに眺めている。自分が奢る形をとれば、何十着でも買わせる事はできるが、そういう鼻持ちならない事を知世は決してしない。