今日はいちゃいちゃの日なの 19
「うふふ……」
目を細め、堪えきれないという様子で含み笑いをもらすなのは。遠距離砲撃を得意とする自己の特徴らしからぬ素早さでフェイトの背中に回ると、両肩をぐいぐいと押して、前に歩かせる。
「な……なに?……」
いぶかしみながらも、後ろから押され、肩に添えられた手で方向を変えられるままに歩くと、着いたところは浴室の前だった。
「お風呂?……」
「一緒に入ろ、フェイトちゃん」
肩越しに、いたずらっぽく笑った顔を突き出し、なのはがフェイトを優しく抱きしめる。
目を細め、堪えきれないという様子で含み笑いをもらすなのは。遠距離砲撃を得意とする自己の特徴らしからぬ素早さでフェイトの背中に回ると、両肩をぐいぐいと押して、前に歩かせる。
「な……なに?……」
いぶかしみながらも、後ろから押され、肩に添えられた手で方向を変えられるままに歩くと、着いたところは浴室の前だった。
「お風呂?……」
「一緒に入ろ、フェイトちゃん」
肩越しに、いたずらっぽく笑った顔を突き出し、なのはがフェイトを優しく抱きしめる。
今日はいちゃいちゃの日なの 18
うわ……うわ……うわぁ……
フェイトの胸がかあッと熱くなる。
意味もなく叫びたい、その辺をゴロゴロと転げまわりたいという、よくわからない衝動に駆られた。じっとしているのが耐えられないくらいに辛い。
か細い理性の糸でなんとかそれを堪えて、どうにか平静を保ったフェイトの前に、ふたたび差し出されるスプーン。
「はい、あーん」
なんとも嬉しそうななのはの表情がたまらない。
胸のドキドキを聞かれるのではないかと気をもみつつも、出来るだけ大きく口を開いてなのはのスプーンを迎え入れる。
フェイトの胸がかあッと熱くなる。
意味もなく叫びたい、その辺をゴロゴロと転げまわりたいという、よくわからない衝動に駆られた。じっとしているのが耐えられないくらいに辛い。
か細い理性の糸でなんとかそれを堪えて、どうにか平静を保ったフェイトの前に、ふたたび差し出されるスプーン。
「はい、あーん」
なんとも嬉しそうななのはの表情がたまらない。
胸のドキドキを聞かれるのではないかと気をもみつつも、出来るだけ大きく口を開いてなのはのスプーンを迎え入れる。