なにが出るかな? 1
ゆんゆん☆パラダイスの18禁二次小説です。
こちらの小説の続きになります。
なにが出るかな?
さいころゲームで勝った方は、負けた方に好きなえっちを要求できる。それがふたりのえっちのルールです。
管理
「えっと……ゆんゆん……?」
睦月は、顔いっぱいに困惑の表情を浮かべ、ゆんなを見つめた。
「…………」
ゆんなは黙ったまま、答えない。
こ、困ったなぁ…………。
睦月は居心地悪そうにゆんなを見るが、口をへの字に結んだゆんなは、まるで睦月の視線から逃げようとするかのようにそっぽを向いている。
ふと机の上のCDラジカセに目をやると、デジタル時計の数字は23時を回っていた。ゆんなが来てから、かれこれ10分が経っている。
いつもなら、とっくに「始まって」いる頃合だ。忍んで来たゆんなは、睦月のベッドに腰掛けると、何とも言えない笑みと、甘い声で睦月を呼ぶ。ゆっくりと隣に座れば、すりすりと身体を擦りよせてくるのがたまらない。肩を抱き、舌を絡めあい、それからパジャマに手をかけて──
もちろん、それは健全な中学生にあるまじき行為だ。イケナイ事の数々に罪悪感も沸き起こる。だが、ゆんなが自分の意思で、ベランダから忍び込んでくるのだから、仕方が無い。来るように強いた事は一度もないし、女のコの方から来てくれているのに、何もしないで追い返すなんて出来るわけがない。そう、心に言い訳をして、ベッドに押し倒していた。
ところが、今日のゆんなの様子は、どうみても「望んで」来た様には見えなかった。
いつもなら、軽くノックをしてから、1/3くらい、それもそっと開けて、『いいアルか?』なんて恥ずかしそうに聞いてから入ってくるのに、今日は無言でアルミサッシを全開に引き開け、家宅捜索の警官のように部屋に入り込むと、後ろ手にピシャリと閉めた。あまりの乱暴さに、家人にバレはしないかと、睦月が気をもんだほど。
小ぶりのお尻を、まるで叩きつけるように乱暴にベッドの上に乗せ、椅子に腰掛けて唖然としている睦月をひと睨み。それから、ぷいっと横を向いてしまった。
もちろん、いつものような甘い呼びかけなんか、かけらもない。しーんと静まった部屋は、居心地の悪いことこの上なかった。
睦月は、ゆんなの隣に移っていいものかどうか、悩んだ。自分の部屋なのだから、遠慮することはないのだが、性格的に無理強いが出来ないものだから、切り出すことが出来ない。
だが、もう10分も経った。このまま、何もしないで、机の前に座っている訳にもいかない。意を決し、立ち上がった睦月は、ベッドへと腰を移す。だが、いつもならぴったりと寄り添うところを、今日は、もう一人、間に入れる位の隙間を開けた。
こちらの小説の続きになります。
なにが出るかな?
さいころゲームで勝った方は、負けた方に好きなえっちを要求できる。それがふたりのえっちのルールです。
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「えっと……ゆんゆん……?」
睦月は、顔いっぱいに困惑の表情を浮かべ、ゆんなを見つめた。
「…………」
ゆんなは黙ったまま、答えない。
こ、困ったなぁ…………。
睦月は居心地悪そうにゆんなを見るが、口をへの字に結んだゆんなは、まるで睦月の視線から逃げようとするかのようにそっぽを向いている。
ふと机の上のCDラジカセに目をやると、デジタル時計の数字は23時を回っていた。ゆんなが来てから、かれこれ10分が経っている。
いつもなら、とっくに「始まって」いる頃合だ。忍んで来たゆんなは、睦月のベッドに腰掛けると、何とも言えない笑みと、甘い声で睦月を呼ぶ。ゆっくりと隣に座れば、すりすりと身体を擦りよせてくるのがたまらない。肩を抱き、舌を絡めあい、それからパジャマに手をかけて──
もちろん、それは健全な中学生にあるまじき行為だ。イケナイ事の数々に罪悪感も沸き起こる。だが、ゆんなが自分の意思で、ベランダから忍び込んでくるのだから、仕方が無い。来るように強いた事は一度もないし、女のコの方から来てくれているのに、何もしないで追い返すなんて出来るわけがない。そう、心に言い訳をして、ベッドに押し倒していた。
ところが、今日のゆんなの様子は、どうみても「望んで」来た様には見えなかった。
いつもなら、軽くノックをしてから、1/3くらい、それもそっと開けて、『いいアルか?』なんて恥ずかしそうに聞いてから入ってくるのに、今日は無言でアルミサッシを全開に引き開け、家宅捜索の警官のように部屋に入り込むと、後ろ手にピシャリと閉めた。あまりの乱暴さに、家人にバレはしないかと、睦月が気をもんだほど。
小ぶりのお尻を、まるで叩きつけるように乱暴にベッドの上に乗せ、椅子に腰掛けて唖然としている睦月をひと睨み。それから、ぷいっと横を向いてしまった。
もちろん、いつものような甘い呼びかけなんか、かけらもない。しーんと静まった部屋は、居心地の悪いことこの上なかった。
睦月は、ゆんなの隣に移っていいものかどうか、悩んだ。自分の部屋なのだから、遠慮することはないのだが、性格的に無理強いが出来ないものだから、切り出すことが出来ない。
だが、もう10分も経った。このまま、何もしないで、机の前に座っている訳にもいかない。意を決し、立ち上がった睦月は、ベッドへと腰を移す。だが、いつもならぴったりと寄り添うところを、今日は、もう一人、間に入れる位の隙間を開けた。