さくらのぶらじゃぁ初体験 50
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そんなタイミングを見計らったかのように、
「よろしいですか?」
とカーテンの外から、知世の声がした。
「はぁい」
と、戸惑いの表情をうかべる利佳を他所に、さくらが勝手に返事をする。
「失礼します」
そう言いながら、カーテンを広げないように、先ほどの店員と、続いて知世が入ってきた。
「それじゃ、利佳ちゃん。こっちを向いて、腕を肩より上にあげて?」
前回の記憶を頼りに、さくらが指示を出す。なんだかとても嬉しそうだ。
利佳がおずおずとその指示に従うと、店員が膝をつき、両手を利佳の背中に回して、メジャーを片手から両手に渡すと、そのまま前に回し、胸の前で目盛りを合わせた。
そんなタイミングを見計らったかのように、
「よろしいですか?」
とカーテンの外から、知世の声がした。
「はぁい」
と、戸惑いの表情をうかべる利佳を他所に、さくらが勝手に返事をする。
「失礼します」
そう言いながら、カーテンを広げないように、先ほどの店員と、続いて知世が入ってきた。
「それじゃ、利佳ちゃん。こっちを向いて、腕を肩より上にあげて?」
前回の記憶を頼りに、さくらが指示を出す。なんだかとても嬉しそうだ。
利佳がおずおずとその指示に従うと、店員が膝をつき、両手を利佳の背中に回して、メジャーを片手から両手に渡すと、そのまま前に回し、胸の前で目盛りを合わせた。
その数値を上から覗き込んでいた知世が、
「では、このサイズで良さそうなのを選んできますね」
そう言って出ようとした知世に、
「あ、ちょっと待ってください」
と店員が声をかけた。
店員は、先ほど目盛りを合わせた位置より少し下でもう一度メジャーの目盛りを合わせ、何か思案をしている。
「どうしたんですか?」
知世が尋ねると、
「こちらのお嬢さんは、おふたりより少し、お胸が成長されているみたいで、もう少し段階の進んだブラジャーが要るかな──とも思ったのですが……まだ、はじめて用で大丈夫ですね」
店員の説明に、さくらはキャミソール越しの利佳の胸を見た。
「お胸が成長してくると、膨らんでいる一番上の所──『トップ』と言うんですが、そこと、一番下──『アンダー』で、目盛りに差が出るんですよ。この差が大きくなると、おふたりの包み込むタイプではなく、支える『カップ』というものの入った、一段階先のブラジャーをしたほうが良くなるんです」
「じゃぁ、利佳ちゃんの場合は?」
知世が尋ねると、店員は、
「こちらのお嬢さんですと、確かに差があるので、カップ入りにした方が良いかなとも思うのですが、差が5cmなので、カップ付きで一番小さなサイズにギリギリなものですから、もう少し包むタイプで様子を見たほうが良いかとも思いますし……」
店員の説明を聞いていた知世が顔を上げ、
「利佳ちゃんは、どちらが良いですか?」
と訊いた。
話をいきなり振られた利佳は少々面食らった様子だったが、何しろ「ブラジャー」というものが『はじめて』だ。いきなり自分だけ冒険はしたくないという心理が働いたのだろう。
「……さ……さくらちゃん達と……同じの……で……」
と、同様のファーストタイプを希望した。
「では、出来るだけ同じものを選んで参りますわ」
そう言って、知世がそっとカーテンを開け、いそいそと売り場へと出て行く。
残されたさくらと利佳は、しばしの間、無言で過ごした。
「あの……利佳ちゃん……?」
ややあって、さくらが声をかける。顔を上げた利佳に、
「それも、脱いでおいた方がいいよ」
と、利佳の着ているキャミソールを示す。
「やっぱり脱ぐの?」
「うん、下着だから……やっぱり直接肌につけてみた方が……よくわかるよ……」
一昨日は、自分もかなり恥ずかしがったさくらだったが、何処か利佳のはだかが見てみたい気がして、もっともらしい理屈をつけてみる。
利佳はそれに躊躇いを見せたが、経験者の言葉に重みを感じたのだろうか、やがてゆっくりとキャミソールの裾を掴んだ。
まだ迷いがあるのだろう。引き上げていく様は、不自然なくらいゆっくりだった。
ごくん……
さくらは自分でも何故だか判らないうちに唾を飲み込み、その瞬間を見逃すまいと、心持ち、前のめりになる。
やがて、腕が肩より高くなり、キャミソールの裾が反転しながらその場所を通過した。
「うわぁ……」
さくらは思わず感嘆の声をあげた。
一昨日見た知世の胸より、一目で膨らんでいるのが判る。花びらを伏せたような可憐な膨らみに、ピンク色に突き出た頂が可愛い。
お、おっきい……
心の中で、そう正直な感想を持った。
もっとも、それは成長をはじめた少女の胸──自分と知世に比べての事で、けっして小学生のクセにCカップなどどいう、桁外れの巨乳というわけではない。先ほどの店員の説明どおり、実際のカップにすればAAAに届くかどうか。小学生としては標準のうちと言っていい。
「では、このサイズで良さそうなのを選んできますね」
そう言って出ようとした知世に、
「あ、ちょっと待ってください」
と店員が声をかけた。
店員は、先ほど目盛りを合わせた位置より少し下でもう一度メジャーの目盛りを合わせ、何か思案をしている。
「どうしたんですか?」
知世が尋ねると、
「こちらのお嬢さんは、おふたりより少し、お胸が成長されているみたいで、もう少し段階の進んだブラジャーが要るかな──とも思ったのですが……まだ、はじめて用で大丈夫ですね」
店員の説明に、さくらはキャミソール越しの利佳の胸を見た。
「お胸が成長してくると、膨らんでいる一番上の所──『トップ』と言うんですが、そこと、一番下──『アンダー』で、目盛りに差が出るんですよ。この差が大きくなると、おふたりの包み込むタイプではなく、支える『カップ』というものの入った、一段階先のブラジャーをしたほうが良くなるんです」
「じゃぁ、利佳ちゃんの場合は?」
知世が尋ねると、店員は、
「こちらのお嬢さんですと、確かに差があるので、カップ入りにした方が良いかなとも思うのですが、差が5cmなので、カップ付きで一番小さなサイズにギリギリなものですから、もう少し包むタイプで様子を見たほうが良いかとも思いますし……」
店員の説明を聞いていた知世が顔を上げ、
「利佳ちゃんは、どちらが良いですか?」
と訊いた。
話をいきなり振られた利佳は少々面食らった様子だったが、何しろ「ブラジャー」というものが『はじめて』だ。いきなり自分だけ冒険はしたくないという心理が働いたのだろう。
「……さ……さくらちゃん達と……同じの……で……」
と、同様のファーストタイプを希望した。
「では、出来るだけ同じものを選んで参りますわ」
そう言って、知世がそっとカーテンを開け、いそいそと売り場へと出て行く。
残されたさくらと利佳は、しばしの間、無言で過ごした。
「あの……利佳ちゃん……?」
ややあって、さくらが声をかける。顔を上げた利佳に、
「それも、脱いでおいた方がいいよ」
と、利佳の着ているキャミソールを示す。
「やっぱり脱ぐの?」
「うん、下着だから……やっぱり直接肌につけてみた方が……よくわかるよ……」
一昨日は、自分もかなり恥ずかしがったさくらだったが、何処か利佳のはだかが見てみたい気がして、もっともらしい理屈をつけてみる。
利佳はそれに躊躇いを見せたが、経験者の言葉に重みを感じたのだろうか、やがてゆっくりとキャミソールの裾を掴んだ。
まだ迷いがあるのだろう。引き上げていく様は、不自然なくらいゆっくりだった。
ごくん……
さくらは自分でも何故だか判らないうちに唾を飲み込み、その瞬間を見逃すまいと、心持ち、前のめりになる。
やがて、腕が肩より高くなり、キャミソールの裾が反転しながらその場所を通過した。
「うわぁ……」
さくらは思わず感嘆の声をあげた。
一昨日見た知世の胸より、一目で膨らんでいるのが判る。花びらを伏せたような可憐な膨らみに、ピンク色に突き出た頂が可愛い。
お、おっきい……
心の中で、そう正直な感想を持った。
もっとも、それは成長をはじめた少女の胸──自分と知世に比べての事で、けっして小学生のクセにCカップなどどいう、桁外れの巨乳というわけではない。先ほどの店員の説明どおり、実際のカップにすればAAAに届くかどうか。小学生としては標準のうちと言っていい。