さくらのぶらじゃぁ初体験 40
管理
「どお? 着けた感じは?」
着け終わるのを待っていたように、園美が問いかけた。
「ええ、なかなか良いですわ」
知世が答えると、園美は知世のお尻に手を伸ばし、左掌をぴったりと当てる。
「キツかったりする事は……ないようね」
少し撫で回し、不自然に布地が張ったりしていないかを確かめる。触った感じ、木綿の布地はヒップを柔らかく包み込んでいて、これなら不快な事はないだろうと思えた。
安心したように、にっこりと微笑んだ園美は、愛娘を見上げ、
「やっぱり、上と下が揃っているのって、可愛いわねぇ」
と、うっとりとしたため息交じりに漏らす。
その言葉に触発されたわけでもないだろうが、さくらは知世の胸と下腹を交互に見ていた。確かに言うとおり、ブラジャーとショーツが揃えられていると、統一感があって良い感じだ。鏡で自分にあててみた時より、実際に着ているのを見たほうが、その印象が強く感じられる。
「どお? 着けた感じは?」
着け終わるのを待っていたように、園美が問いかけた。
「ええ、なかなか良いですわ」
知世が答えると、園美は知世のお尻に手を伸ばし、左掌をぴったりと当てる。
「キツかったりする事は……ないようね」
少し撫で回し、不自然に布地が張ったりしていないかを確かめる。触った感じ、木綿の布地はヒップを柔らかく包み込んでいて、これなら不快な事はないだろうと思えた。
安心したように、にっこりと微笑んだ園美は、愛娘を見上げ、
「やっぱり、上と下が揃っているのって、可愛いわねぇ」
と、うっとりとしたため息交じりに漏らす。
その言葉に触発されたわけでもないだろうが、さくらは知世の胸と下腹を交互に見ていた。確かに言うとおり、ブラジャーとショーツが揃えられていると、統一感があって良い感じだ。鏡で自分にあててみた時より、実際に着ているのを見たほうが、その印象が強く感じられる。
そうして、母娘の中てられそうなほどに仲睦まじい様子を傍観者として見ていたさくらは、けれどふたりが、まるで示し合わせたように、揃ってこちらを見た事で、ただ見学しているだけという訳にはいかない事に気が付いた。
どうやら、今度は自分の番らしい。
しかも、知世がショーツまで試着して見せた以上、断りづらい。
それでも、さくらは助けを求めるように二人を見る。けれど、返ってくるのは期待に満ち、キラキラと光る四つの目線だけだった。
こうなっては、逃げ道はない。
ため息をひとつ、ついたさくらは、覚悟を決めた。
だが、恥ずかしい気持ちはどうしようもないので、まず、くるりと回って、膝を着いてこちらを見ている園美に背中を向ける。傍らに立つ知世からでも、斜め後ろという感じだろう。お尻だって見せるのはかなり恥ずかしいが、いくらかはマシというところだ。
首だけ捻って後ろを振り返り、ふたりが、ただこちらを見ている以外のおかしな挙措を取っていない事を確かめて、さくらは、ショーツのゴムに両手の親指を差し入れた。
前に少し身体を倒し、布地を下へと押しやる。お尻の丸みを布地が抜ける時の感覚が、いつもより鮮鋭でくすぐったく感じた。
膝の下まで布地を下ろすと、片方づつ脚を持ち上げて、それを跨ぐ。
園美さんと知世ちゃん、さくらのお尻見てるのかなぁ……はうう、恥ずかしいよぉ……
そう心で嘆いたさくらは、着替えを急ごうと、脱いだショーツを足下に置く。
だが、微妙な勘違いに気づいてはいない。
目の前にある姿見。それはもちろん、目に入ってはいた。そこに、後ろからこちらを凝視している園美が写っているのも気づいていた。だが、園美の目からは、鏡が別のところを映し出しているとは、想像すらしなかった。
うふふ……可愛いカタチしてるわねぇ……ふっくらしてて、柔らかそう……
声には出さないが、園美の目は鏡に写るさくらの一番のヒミツに釘付け。ツルツルスベスベなのを見て、娘が追い抜かれていない事への安堵感を持ったが、それはすぐに忘れ、後は瞬きもせずに、鏡に写ったところを見つめていた。
知世も鏡の事には気づいていて、同じように熱っぽい視線を注ぐ。
さくらは、後ろからの視線を痛いほど感じ、恥ずかしさを一瞬でも早く解消しようと、ハンガーから試着するショーツを急いで外し、片方づつ脚を上げて挿し入れると、思いっきり、ぐっと上に引き上げる。
引っ張る力が強すぎて、柔らかななお尻の双丘に布地が喰い込んでしまい、目を愉しませるネタをひとつ、提供する事になってしまった。
さくらが後ろに手を回し、ショーツとお尻の間に指を挿し入れて布地を摘むと、くっと引っ張って位置を直す。そうした場面も、眼福ものである。
ショーツの方はこれで良いと思ったのだろう。さくらは続いてハンガーからブラジャーの方を外し、頭から被った。
腕を通し、布地を引っ張って胸にフィットさせれば、完成である。
「どれどれ」
舌なめずりしてしまいそうな気持ちを必死に抑え、園美は努めて冷静に、ただ様子を見るだけと自分をきつく戒めて、さくらのお尻に右手を伸ばした。
知世に先ほどしたのと同じく、布地が不自然にさくらのお尻を締め付けていないかを撫でて確かめる。さっき、慌てて引き上げたためか、ちょっと突っ張っている所はあったが、それは指で摘んで直し、また撫でる。
さくらがくすぐったいのを我慢しているのか、唇を噛み締めている顔が可愛くて仕方ない。
続けて身体の前に手を回し、ブラジャーの方も軽く撫でて確かめた。
「着けた感じはどぉ?」
知世へ向けたのと同じ問いを、さくらにも向ける。
どうやら、今度は自分の番らしい。
しかも、知世がショーツまで試着して見せた以上、断りづらい。
それでも、さくらは助けを求めるように二人を見る。けれど、返ってくるのは期待に満ち、キラキラと光る四つの目線だけだった。
こうなっては、逃げ道はない。
ため息をひとつ、ついたさくらは、覚悟を決めた。
だが、恥ずかしい気持ちはどうしようもないので、まず、くるりと回って、膝を着いてこちらを見ている園美に背中を向ける。傍らに立つ知世からでも、斜め後ろという感じだろう。お尻だって見せるのはかなり恥ずかしいが、いくらかはマシというところだ。
首だけ捻って後ろを振り返り、ふたりが、ただこちらを見ている以外のおかしな挙措を取っていない事を確かめて、さくらは、ショーツのゴムに両手の親指を差し入れた。
前に少し身体を倒し、布地を下へと押しやる。お尻の丸みを布地が抜ける時の感覚が、いつもより鮮鋭でくすぐったく感じた。
膝の下まで布地を下ろすと、片方づつ脚を持ち上げて、それを跨ぐ。
園美さんと知世ちゃん、さくらのお尻見てるのかなぁ……はうう、恥ずかしいよぉ……
そう心で嘆いたさくらは、着替えを急ごうと、脱いだショーツを足下に置く。
だが、微妙な勘違いに気づいてはいない。
目の前にある姿見。それはもちろん、目に入ってはいた。そこに、後ろからこちらを凝視している園美が写っているのも気づいていた。だが、園美の目からは、鏡が別のところを映し出しているとは、想像すらしなかった。
うふふ……可愛いカタチしてるわねぇ……ふっくらしてて、柔らかそう……
声には出さないが、園美の目は鏡に写るさくらの一番のヒミツに釘付け。ツルツルスベスベなのを見て、娘が追い抜かれていない事への安堵感を持ったが、それはすぐに忘れ、後は瞬きもせずに、鏡に写ったところを見つめていた。
知世も鏡の事には気づいていて、同じように熱っぽい視線を注ぐ。
さくらは、後ろからの視線を痛いほど感じ、恥ずかしさを一瞬でも早く解消しようと、ハンガーから試着するショーツを急いで外し、片方づつ脚を上げて挿し入れると、思いっきり、ぐっと上に引き上げる。
引っ張る力が強すぎて、柔らかななお尻の双丘に布地が喰い込んでしまい、目を愉しませるネタをひとつ、提供する事になってしまった。
さくらが後ろに手を回し、ショーツとお尻の間に指を挿し入れて布地を摘むと、くっと引っ張って位置を直す。そうした場面も、眼福ものである。
ショーツの方はこれで良いと思ったのだろう。さくらは続いてハンガーからブラジャーの方を外し、頭から被った。
腕を通し、布地を引っ張って胸にフィットさせれば、完成である。
「どれどれ」
舌なめずりしてしまいそうな気持ちを必死に抑え、園美は努めて冷静に、ただ様子を見るだけと自分をきつく戒めて、さくらのお尻に右手を伸ばした。
知世に先ほどしたのと同じく、布地が不自然にさくらのお尻を締め付けていないかを撫でて確かめる。さっき、慌てて引き上げたためか、ちょっと突っ張っている所はあったが、それは指で摘んで直し、また撫でる。
さくらがくすぐったいのを我慢しているのか、唇を噛み締めている顔が可愛くて仕方ない。
続けて身体の前に手を回し、ブラジャーの方も軽く撫でて確かめた。
「着けた感じはどぉ?」
知世へ向けたのと同じ問いを、さくらにも向ける。