さくらのぶらじゃぁ初体験 37
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「あ……あの?……」
「お母様ぁ……」
二人の鼻にかかったような抗議の声を無視し、そっと、けれど思うさま、二人の胸を撫で回す園美。
「ホント……知世もそうだけど、さくらちゃんも、少しだけど、ちゃんと膨らんでるわね……ふっくらしてるわ……ああ、乳首のあたりがプクンってなってる……乳首の下には……うん、コリコリも出来てきてるし、もう少しすると、下着に擦れると痛くなっちゃうわね……」
ゆっくりと掌を動かしながら、その感触に全神経を注ぎ込む園美。これはあくまで「触診」だという事を、ふたりと、そして自分自身に言い聞かせるため、その状況をつぶさに口語にする。黙って触っていたら、目的外の事をしてしまいそうだ。
知世のは日曜に風呂場で触った事もあり、さくらの方に注意が向いてはいるが、それでも左腕はそっと動いて愛娘の愛らしい膨らみの感触を味わっている。
腕の中の二人の少女は、目をつぶり、唇を噛み締めて、くすぐったさと僅かに鈍い痛み、それと、乳首を指先などで摩られた時の、びくッとなってしまいそうな感覚に、ただ耐えていた。
膨らみ具合を診るというにしては、ちょっと長すぎる時間が経ち、園美がふたりの胸から、やっと掌を離した。
「あ……あの?……」
「お母様ぁ……」
二人の鼻にかかったような抗議の声を無視し、そっと、けれど思うさま、二人の胸を撫で回す園美。
「ホント……知世もそうだけど、さくらちゃんも、少しだけど、ちゃんと膨らんでるわね……ふっくらしてるわ……ああ、乳首のあたりがプクンってなってる……乳首の下には……うん、コリコリも出来てきてるし、もう少しすると、下着に擦れると痛くなっちゃうわね……」
ゆっくりと掌を動かしながら、その感触に全神経を注ぎ込む園美。これはあくまで「触診」だという事を、ふたりと、そして自分自身に言い聞かせるため、その状況をつぶさに口語にする。黙って触っていたら、目的外の事をしてしまいそうだ。
知世のは日曜に風呂場で触った事もあり、さくらの方に注意が向いてはいるが、それでも左腕はそっと動いて愛娘の愛らしい膨らみの感触を味わっている。
腕の中の二人の少女は、目をつぶり、唇を噛み締めて、くすぐったさと僅かに鈍い痛み、それと、乳首を指先などで摩られた時の、びくッとなってしまいそうな感覚に、ただ耐えていた。
膨らみ具合を診るというにしては、ちょっと長すぎる時間が経ち、園美がふたりの胸から、やっと掌を離した。
園美としてはもっと触っていたいが、それは人の親として、社会人として、許される範囲を逸脱している。未練は束ねて背負えるほどあったが、ここは我慢するしかない。
なに、これから触れる機会はあるはずだ。今はバストのトップが少し膨らんで来たところ。やがてこれが丸みを帯び、乳房と呼ぶに相応しいカタチとサイズになるまで、何度もサイズを測ってブラジャーを選びなおさなくてはならない。そのときに再び、感触を楽しんだりできるだろう。
両腕に抱え込むようにしていた二人を放すと、明らかに頬が紅潮していた。ちょっとやりすぎたかもしれないと僅かばかり反省して、それをうやむやにするべく、
「さ、じゃ、まずはこれね」
そう言って、さくらが「これだけでいい」と指定した、白一色のブラを手渡す。肩紐は太めで、胸元へ向かってカーブを描いて拡がるラインで、「スポーツブラ」としても見る事の出来るカタチだ。
受け取ったさくらが、腕を通し始めると、今度は知世の方を向き、
「知世は、これ、どうかしら? こないだのの中には、紐の細いのは入って無かったでしょ?」
差し出したのは、カタチから言うとチューブトップ・ブラに近いものになるのだろう。腹巻ならぬ、『胸巻』と言ってもいいモノに、申し訳程度という感じで、細い肩紐がついている。もちろん、胸を包む部分は多重構造で、ちゃんと膨らみかけた胸を保護する、これでも立派なファーストブラだ。
知世は少し困った顔をしたが、抵抗するのは無駄だと思ったのか、着けていたホワイトのソフトブラを脱ぎ始める。
園美は、視線をさくらと知世に交互に注ぎ、愛らしい少女ふたりのブラジャー着用シーンをしっかりと脳裏に焼き付けた。
さくらが先に着け終わり、ややあって、脱ぐ工程分の時間を要した知世も着け終わると、
「うん、可愛いわよ」
園美が言って、右手をさくらの胸に、左手を知世の胸に当てた。
「どう、違和感とかない? 締め付けられるような感じはしない?」
ブラジャーのラインに沿って掌を滑らせながら、確認するように聞く。
「あ……平気です」
「ちょうどぴったりという感じですわ」
ふたりの答えを確かめて、園美は満足気に頷いた。
「着け心地はどうかな?」
更に問いかけられて、さくらと知世は顔を見合わせた。ふたりにとっては、感想を言うのははじめてではないから、なんだか奇妙な感じがする。
「なんていうか……こう手をそっと当てられてるみたいです」
「柔らかくて、包み込まれるような感じがしますわ」
「じゃぁ、これはふたりとも合格って事ね」
言うと園美は次を選びにかかる。
知世には肩紐から胸元のラインにピンクの縁取りがある純白。形はスポーツブラというのに近いものだ。さくらには、知世が着けたようなチューブトップに近い形のもので、淡いレモンイエロー。
いま着けているのを脱いで、渡されたのを着て、園美に見て貰う。
「うん、うん」
うっとりとした表情で相槌を打たれ、さくらはちょっとだけ、嬉しかった。前の姿見で自分でも確かめてみるが、園美の反応どおり、自分でも似合っているような気がして、ついつい頬が緩んでしまう。遅れて装着の終わった知世にに目を移すと、これまたかわいい感じで、自分も着けてみたくなってしまう。
なに、これから触れる機会はあるはずだ。今はバストのトップが少し膨らんで来たところ。やがてこれが丸みを帯び、乳房と呼ぶに相応しいカタチとサイズになるまで、何度もサイズを測ってブラジャーを選びなおさなくてはならない。そのときに再び、感触を楽しんだりできるだろう。
両腕に抱え込むようにしていた二人を放すと、明らかに頬が紅潮していた。ちょっとやりすぎたかもしれないと僅かばかり反省して、それをうやむやにするべく、
「さ、じゃ、まずはこれね」
そう言って、さくらが「これだけでいい」と指定した、白一色のブラを手渡す。肩紐は太めで、胸元へ向かってカーブを描いて拡がるラインで、「スポーツブラ」としても見る事の出来るカタチだ。
受け取ったさくらが、腕を通し始めると、今度は知世の方を向き、
「知世は、これ、どうかしら? こないだのの中には、紐の細いのは入って無かったでしょ?」
差し出したのは、カタチから言うとチューブトップ・ブラに近いものになるのだろう。腹巻ならぬ、『胸巻』と言ってもいいモノに、申し訳程度という感じで、細い肩紐がついている。もちろん、胸を包む部分は多重構造で、ちゃんと膨らみかけた胸を保護する、これでも立派なファーストブラだ。
知世は少し困った顔をしたが、抵抗するのは無駄だと思ったのか、着けていたホワイトのソフトブラを脱ぎ始める。
園美は、視線をさくらと知世に交互に注ぎ、愛らしい少女ふたりのブラジャー着用シーンをしっかりと脳裏に焼き付けた。
さくらが先に着け終わり、ややあって、脱ぐ工程分の時間を要した知世も着け終わると、
「うん、可愛いわよ」
園美が言って、右手をさくらの胸に、左手を知世の胸に当てた。
「どう、違和感とかない? 締め付けられるような感じはしない?」
ブラジャーのラインに沿って掌を滑らせながら、確認するように聞く。
「あ……平気です」
「ちょうどぴったりという感じですわ」
ふたりの答えを確かめて、園美は満足気に頷いた。
「着け心地はどうかな?」
更に問いかけられて、さくらと知世は顔を見合わせた。ふたりにとっては、感想を言うのははじめてではないから、なんだか奇妙な感じがする。
「なんていうか……こう手をそっと当てられてるみたいです」
「柔らかくて、包み込まれるような感じがしますわ」
「じゃぁ、これはふたりとも合格って事ね」
言うと園美は次を選びにかかる。
知世には肩紐から胸元のラインにピンクの縁取りがある純白。形はスポーツブラというのに近いものだ。さくらには、知世が着けたようなチューブトップに近い形のもので、淡いレモンイエロー。
いま着けているのを脱いで、渡されたのを着て、園美に見て貰う。
「うん、うん」
うっとりとした表情で相槌を打たれ、さくらはちょっとだけ、嬉しかった。前の姿見で自分でも確かめてみるが、園美の反応どおり、自分でも似合っているような気がして、ついつい頬が緩んでしまう。遅れて装着の終わった知世にに目を移すと、これまたかわいい感じで、自分も着けてみたくなってしまう。