さくらのぶらじゃぁ初体験 9
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「お母様のお背中も流しますわ」
身体をすっかり白い泡で包まれた知世が、お返しを申し出ると、園美は嬉しそうに微笑み、椅子の上で身体を廻して背を向けた。
肩越しにソープの泡をたっぷり含んだスポンジを受け取ると、広い背中にあてて、身体をいっぱいにつかって上下にこすりはじめる。
「前は、やっぱり手の方がいいですか?」
背中を洗い終えた知世が、覗き込むようにしてそう訊ねると、
「そうね。お願いするわ」
返事を聞き、頷いた知世の両手が脇の下をくぐって前に回される。背中にぴたりと頬をつけるようにし、豊かな膨らみを「目隠し」するように覆った。
ソープのぬめりを潤滑剤に、掌に弾む膨らみを撫でさする。背中から抱きついているので、視覚を遮られているからか、ヌルヌルした感触に弾むぷにぷにの触感が、先ほど触ったときより鮮明なような気がする。
円を描くように掌でこね回し続け、もうすっかりと洗い終えてしまったが、まだ触っていたいと思った。けれど、あまり長いこと、こうしているのも不自然だ。
名残をたっぷり残して、知世が膨らみの下の方へ掌を滑らせる。
「お母様のお背中も流しますわ」
身体をすっかり白い泡で包まれた知世が、お返しを申し出ると、園美は嬉しそうに微笑み、椅子の上で身体を廻して背を向けた。
肩越しにソープの泡をたっぷり含んだスポンジを受け取ると、広い背中にあてて、身体をいっぱいにつかって上下にこすりはじめる。
「前は、やっぱり手の方がいいですか?」
背中を洗い終えた知世が、覗き込むようにしてそう訊ねると、
「そうね。お願いするわ」
返事を聞き、頷いた知世の両手が脇の下をくぐって前に回される。背中にぴたりと頬をつけるようにし、豊かな膨らみを「目隠し」するように覆った。
ソープのぬめりを潤滑剤に、掌に弾む膨らみを撫でさする。背中から抱きついているので、視覚を遮られているからか、ヌルヌルした感触に弾むぷにぷにの触感が、先ほど触ったときより鮮明なような気がする。
円を描くように掌でこね回し続け、もうすっかりと洗い終えてしまったが、まだ触っていたいと思った。けれど、あまり長いこと、こうしているのも不自然だ。
名残をたっぷり残して、知世が膨らみの下の方へ掌を滑らせる。
すると、園美がいきなり立ち上がった。
背から回された腕を振り解くようなその挙措は、何か不愉快な事をしたのかと知世を一瞬、不安にさせたが、それは杞憂だった。
園美は座っていた椅子をどけると、知世の前にまっすぐに立つ。見上げたその表情をみれば、このまま今度は前を洗うよう、促しているのが判る。
知世は、かしずく下女のように、けれど心の中はうきうきしながら、園美の身体にスポンジを滑らせた。
脇から、見事にくびれたお腹、そして腰──手を進める知世が、その手をふと止めた。
「うふふ………それが、オトナの証よ」
どこを注視しているのかに、すぐ気が付いた園美が言う。
「あの………どうしたら?………」
「そのままでいいわよ。髪じゃないんだから、ボディソープでいいの」
知世が指示に従って、そっと撫でるように洗いはじめる。見た目は硬そうだったが、掌に触れる触感は意外な程、柔らかかった。
うっとりと目を閉じた園美が独り言のように、
「あなたも、あと何年もしないうちに、こういう風になっていくのよ……そうしたら、おっぱいももっと膨らんで、女らしくなっていくの……楽しみね」
何が楽しみなのか判らないが、自分が成長することを母が喜んでいることは理解できる。他人の喜びに幸福感を感じる知世は、成長したところを園美に喜んでもらいたいと素直に思った。
先ほど教わったとおり、右手を挿し入れて軽く洗い、それから脚へとスポンジを滑らせた。
ふわふわで、真っ白なたっぷりの泡に包まれた母娘は、しばし見つめあって笑いあうと、どちらともなしにシャワーノズルに手を伸ばし、交代で身体を流し合う。
すっかり泡を流して肌をピンクに染めた二人は、再び湯船に浸かり、また数を数えたりする。
心まで温まる、なんとも言えないひと時。
やがて、園美が湯船の中で立ち上がった。見事な肢体を湯が珠になって流れ落ちるのを見上げていた知世も立ち上がる。
「ねぇ、知世。今日は日曜日だけど、遊びに行く予定とか立ててる?」
脱衣所への扉を開けながら、園美が突然に切り出した。
なぜ問われたのかが判らず、一瞬、小首を傾げた知世だったが、今日は特にスケジュールを決めてはいない事に思い至り、
「いいえ。何処にも行く予定はありませんけど………」
「そう。じゃ、私につきあってちょうだい」
なぜか嬉しそうに言う園美に、知世は、
「はい…………でも、どちらに行きますの?」
そう問うと、園美はなんとも言えない笑みを浮かべ、言った。
「あなたに必要になったものを買いに行くのよ」
背から回された腕を振り解くようなその挙措は、何か不愉快な事をしたのかと知世を一瞬、不安にさせたが、それは杞憂だった。
園美は座っていた椅子をどけると、知世の前にまっすぐに立つ。見上げたその表情をみれば、このまま今度は前を洗うよう、促しているのが判る。
知世は、かしずく下女のように、けれど心の中はうきうきしながら、園美の身体にスポンジを滑らせた。
脇から、見事にくびれたお腹、そして腰──手を進める知世が、その手をふと止めた。
「うふふ………それが、オトナの証よ」
どこを注視しているのかに、すぐ気が付いた園美が言う。
「あの………どうしたら?………」
「そのままでいいわよ。髪じゃないんだから、ボディソープでいいの」
知世が指示に従って、そっと撫でるように洗いはじめる。見た目は硬そうだったが、掌に触れる触感は意外な程、柔らかかった。
うっとりと目を閉じた園美が独り言のように、
「あなたも、あと何年もしないうちに、こういう風になっていくのよ……そうしたら、おっぱいももっと膨らんで、女らしくなっていくの……楽しみね」
何が楽しみなのか判らないが、自分が成長することを母が喜んでいることは理解できる。他人の喜びに幸福感を感じる知世は、成長したところを園美に喜んでもらいたいと素直に思った。
先ほど教わったとおり、右手を挿し入れて軽く洗い、それから脚へとスポンジを滑らせた。
ふわふわで、真っ白なたっぷりの泡に包まれた母娘は、しばし見つめあって笑いあうと、どちらともなしにシャワーノズルに手を伸ばし、交代で身体を流し合う。
すっかり泡を流して肌をピンクに染めた二人は、再び湯船に浸かり、また数を数えたりする。
心まで温まる、なんとも言えないひと時。
やがて、園美が湯船の中で立ち上がった。見事な肢体を湯が珠になって流れ落ちるのを見上げていた知世も立ち上がる。
「ねぇ、知世。今日は日曜日だけど、遊びに行く予定とか立ててる?」
脱衣所への扉を開けながら、園美が突然に切り出した。
なぜ問われたのかが判らず、一瞬、小首を傾げた知世だったが、今日は特にスケジュールを決めてはいない事に思い至り、
「いいえ。何処にも行く予定はありませんけど………」
「そう。じゃ、私につきあってちょうだい」
なぜか嬉しそうに言う園美に、知世は、
「はい…………でも、どちらに行きますの?」
そう問うと、園美はなんとも言えない笑みを浮かべ、言った。
「あなたに必要になったものを買いに行くのよ」