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さくらのぶらじゃぁ初体験 8

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「でもお母様………ここ、痛くありませんの?」
 顔を見上げ、直接触れないように気をつけて指し示したのは、乳首だった。乳頭の部分は、かなり大きな突起となって飛び出し、乳暈の部分までが盛り上がっている。事情をよく知らない知世には、大きくなった乳首は「腫れている」様に見えたのだ。
「ああ………それはねぇ……」
 思わぬ指摘に、園美は苦笑した。まさか、そうなった本当の理由を説明するわけにはいかない。そんな事をしたら、母親の尊厳は丸つぶれだ。かといって、嘘と見抜かれても困るから、事実とかけ離れた理由ではまずい。
 ほんの数秒、思考を巡らせ、園美は、事実からそれほど外れてはおらず、尊厳も保てる理由を思いついた。
「これは、あなたが反対側をちゅっちゅっしたからよ」
 園美がそう言うと、知世は不思議そうに園美を見上げた。その頬をそっと撫ぜながら、
「おっぱいは、赤ちゃんにあげるものでしょう? 二つついているのは、片方づつあげて、充分におっぱいを飲ませるためなの。だから、片方をちゅっちゅっされると、もう片方もあげたくなって、こんな風にピンってなっちゃうの」
 なるほど、母乳を与えたくてこうなったという点を除けば、ほとんど嘘ではない。その真実味のためか、知世はそれを信じたようで、もう片方も吸うべきなのだろうか? と思っているのか、じっと乳房を見つめている。
「それは、もういいわ。とってもいい気持ちだったから」
 園美が言って優しく頬を撫でると、知世は満足気に笑った。
 その隙を逃さず、知世の肩を素早くホールドした園美は、顔を近づけ、色の区別すら殆どない乳蕾に口付ける。
 発達をはじめた乳腺のしこりがあるから、吸うと痛いだろう事を考慮して吸引は最小限に留め、小さな乳首に舌をあてがってそっと舐めた。
「お母さま……ひゃふッ……」
 知世が驚いて身体を強張らせたのは一瞬で、舌が這うと身を捩り、スタッカートの効いた声をあげる。だが、それが快感によるものではない事は園美にはすぐに判った。
「…………くすぐったい?」
 舌を離した園美が言うと、知世はこっくりと頷いた。表情を見ても嘘ではなさそう。まだ「快感」を得るには、身体のどの部分も幼すぎるのだろう。
「うふふふ。知世のおっぱいが、ちゅっちゅっで感じ……幸せな気持ちになるには、もう少し大人にならないとダメみたいねぇ……」
 微笑みかけてそう言った。迂闊に『感じる』と言いかけたのは、何とか誤魔化せたようだ。
「さ、洗っちゃいましょ!」
 気を取り直すため、わざと大きな声で言うと、園美はボディソープのボトルに手を伸ばした。掌に乳白色のソープをたっぷりとすくうと、両手を重ねて少し泡立てて、知世の胸にそっとあてる。
「スポンジだと痛いでしょう? ここだけ、手で洗ってあげるわね」
 そう理由を説明し、言葉どおり、両方の掌で左右の胸にそれぞれ円を描くようにさする。動きはゆっくりで、指も動かし、丁寧に、丁寧に洗っていく。
 確かに、園美の言うとおり、手で洗われると痛くはないが、その代わりに声が出てしまいそうな「ヘンな感じ」がする。くすぐったいのもあって、知世は唇を噛んで耐えるしかなかった。
 薄く浮き出た肋骨との境までを丁寧に手洗いすると、置いておいたスポンジを手に取り、今度はお腹、わき腹を洗う。再び前に戻り、軽くおへそをくすぐってから更に下へと進んだ。
 何を思ったか、そこで園美はぴたりとスポンジを止める。
 何事かと上から覗いていた知世と、見上げた園美の目があった。
「ねぇ、知世……普段、ここはどう洗ってるの?」
「え?」
 一瞬、きょとんと首を傾げた知世は、けれど、園美の視線を感じた部分から「ここ」が何を指しているかを察し、先にも増して真っ赤になった。
「あの……その……」
「いつものように、洗ってみて」
 ごくごく気軽な口調──まるで、ちょっとしたお使いを頼むように、園美はとんでもない事を口にする。あまりの事に、知世は絶句し、口をパクパクさせる。
「恥ずかしい? でも、とっても大事なことなのよ? ちゃんとキレイにしておかないと、臭いがしたり、痒くなったりしちゃうわよ? そんな事になったら、とっても恥ずかしいでしょう? だから、ちゃんと洗えているかどうか、見てあげるわ」
 母親としての優しい表情で愛娘を見上げ、一言、一言を噛んで含める様に言う。その判りやすい例えのためか、知世は思わず知らず、言われた事を想像してしまった。
 もし、本当に臭いがして、さくらにそれを指摘をされたら? さくらと会っている時に、ココが痒くて痒くてたまらなくなって、掻いてしまったら? そして、それをさくらに見られたりしたら?
 そんなことになったら、もう生きている事はできないだろう。
 もちろん、園美に見せるのは恥ずかしい。けれど、それを拒絶した結果、もしも指摘された様な事態を招いたらと思うと、不安でたまらない気持ちになる。
 暫くの逡巡の後、知世の中で不安が恥ずかしさに勝った。
 知世は、右手をゆっくりとあてがうと、目を瞑り、そっと指を動かして洗いはじめた。
「……それじゃ、ダメよ。外側しか洗えてないわ。指をこういう風にして……」
 知世の動かし方を見た園美はすぐにダメを出した。右手を差し入れると、実際に指を駆使して洗い方を教える。
「んッ!」
「刺激が強かった? でも、少し我慢して……いい?……こうやって……ここのところを良く洗うの……やりにくかったら、左手を添えてもいいわよ」
 園美は、右手の指を器用に使い、時折、小さく引きつる知世に、事細かくポイントや、方法を教える。顔を真っ赤にし、肩で息をしながらも、知世は園美の指の動かし方を上から見つめ、うんうんと頷いた。
「はい、自分でやってみて」
 園美が右手を引くと、知世は右手をそこにあて、教わったことを「復習」してみる。なにぶん、初めてのことで少しやりにくいのか、園美の言うとおり、左手を添えた。
「そう、そっと、優しくね……いいわよ。そうやって、こっちもね」
 園美は知世の指の動きを見つめ、細かく指示を出す。
 石鹸をつけないで洗う事や、その理由、指先で触らない方が良いところなどを丁寧に教えた。
 それから愛娘の手足の先まで丁寧にスポンジを滑らせ、洗い上げていく。

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