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さくらの恋人候補生 6

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「あッ……あッ……ふああぁぁぁぁッ!…………」
 知世の背中が反り返り、ぴぃんと突っ張る。頭の中が真っ白な光に満たされ、怖くなったのか、さくらにぎゅっとしがみついた。
 びくん、びくん、びくん。
 何度も、何度も、痙攣するようにひくつく知世の動きは、膣内の蠢きと合わさって、さくらの男のコを絞り、舐りたてる。
「ンッ…………くぅぅ…………」
 さくらは歯を食いしばり、シーツを力いっぱい握り締めて、男のコの奥の方から飛び出ようとする白い液を必死にせき止めた。それでも先汁だろうか? 何かが男のコの中を駆け抜けて、僅かに溢れる感覚が伝わってくる。
『…………はぁぁ…………』
 知世は、登りつめる間、詰めていた息を、さくらは、本格的は漏らさなかった事への安堵のため息を、ふたりそろって大きく吐いた。
 ぐったりと力の抜けた知世の上に、さくらが覆いかぶさって荒い息をつく。リズミカルなベッドの軋みと、ゆっくりの拍手のような下半身がぶつかる音の二重奏が消え、代わって、忙しない息の合唱がコンクリートの部屋に響いた。
 どのくらい、そうしていただろうか。温かくて柔らかな、知世の身体の抱き心地に酔っていたさくらの耳に、消え入りそうな声が聞こえてきた。
「………ご……めんな……さい………」
 さくらは、うっとりと閉じていた瞼を開けると、ゆっくりと上体を起し、今にも泣き出しそうな知世の顔をじっと覗き込んだ。
「……どうしたの?……なんで謝るの?……」
 知世の謝る理由には、充分な心当たりがあるものの、さくらはあえて訊ねた。
 まともに顔が見れないのか、目を逸らしたまま、知世は、
「……私だけ……私だけ……気持ちよくなって……し…んッ………」
 最後まで告解の言葉を言わせず、さくらの唇が知世の口を塞ぐ。舌を絡めとリ、言葉を出なくしてしまう。
 たっぷりと口腔をかき回し、唾液の糸を引いて唇を離したさくらは、知世の髪を優しく撫でながら、
「……それは、もう、言わないって約束だよ?……」
「……で、でも……さくらちゃんは気持ちよくなっていないのに……私ばかり……3回も……」
「しょうがないよ。男のコは、一回、ぴゅって気持ちよくなっちゃうと、元に戻るのにお休みしなくちゃいけないから、お泊りのときじゃないと、2回は無理だもん」
 さくらの言うとおり、メイルで変身した男のコは、一度射精してしまうと、インターバルが最低でも1時間は必要で、知世の家にお泊りして、一晩ゆっくりと愛し合うのでもない限り、2回目に至るのは難しい。
「……でも……」
 まだ、メイルのカードができて間もない頃のさくらは、指でくちゅくちゅして登りつめたのを確かめると、少し急いた感じで中に入ってきていた。数回、お尻を上下に揺するだけで切なげな声をあげ、ぎゅうっとしがみつき、男のコの気持よくなった証である白い液をたっぷりと注ぎ込んで、ぐったりと果てていた。眼前で展開される、さくらの絶頂シーンには「心が登りつめる」ような感じがして、その嬉しさは筆舌につくしがたかった。
 ところが、「半分男のコ」の経験がものを言ったのか、男のコの快感に慣れてきたさくらは、まるで回数に挑戦するかのように、何度も、何度も知世を登りつめさせるようになった。
 今日もすでに3度目。しかも、さくらはまだ白いのを出していない。きっと、最後にもう一度、一緒に気持ちよくなって、そのときにと思っているに違いない。
 もちろん、愛するさくらに気持ちよくしてもらっている事は嬉しいが、こうまで一方的に奉仕を受けていると、いいようのない罪悪感がわきおこってしまう。
 さくらは、そんな知世の髪を優しく撫でながら、
「……わたし、知世ちゃんを気持ちよくするの……大好きだよ……」
 囁くように言って、唇を重ね、再び言葉を続ける。
「知世ちゃんが……気持ちよくなって、『あぁーっ!』てなると、わたしは、はにゃ~んってなっちゃうの。もう、すっごく嬉しくて、だからホントは、もっと、もっと、い~っぱい、『あぁーっ!』ってなってほしいんだよ……」
 聞いた知世の顔が少しだけ引きつった。もし、この先、5回や6回、あるいはもっとが標準になったりしたら、さすがに身がもちそうもない。
「それに、わたしはずっと、知世ちゃんのキモチに気がつかなくて、寂しい思いもさせちゃったし………だから、知世ちゃんに、してあげるのって、すっごく嬉しいんだよ……だから、ね?……もう謝ったりしないで……」
「さくら……ちゃん」
 もう、言葉は見つからなかった。ふたりは、互いの背中を抱く腕に力を込め、唇を重ねると、相手の舌を口腔から引き抜かんばかりに舌を絡め、しゃぶりあった。
 ちゅ、ちゅぅッ、くちゅ、ぷちゅ……
 しばらくのあいだ、ふたりの間に粘着音の会話が交わされる。
 息が続く限り、深い、深いキスを堪能すると、頬を摺り寄せ、互いの身体の抱き心地に酔いしれた。

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