【ブログ版】ゆんゆんが大好き

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「あ……ダメ……な……なのは……あぁ……」
　もがくフェイトの肩甲骨の間に話しかけるように、なのはが問うた。
「なにが……ダメ……なのかな？……」
　フェイトは、その問いに顔を背け、回答を拒否する姿勢を見せる。
　くすりと笑ったなのはは、ふっくりと外にはみ出したフェイトの乳房の外周をそっと撫で、自分の乳房をゆっくりとお尻から腰に擦り付ける動作を再開した。
「あ……あう……」
　フェイトが喘ぐ。なのはの手や胸で身体を撫でられるのはたまらない。しかも、わざとポイントをはずしている。むず痒いような、たまらない感覚が腰の奥から湧き出して、フェイトはそれを堪える苦痛に喘いだ。
「なにが……ダメ……なのかなぁ？……」
　もう一度、なのはが繰り返す。
　時空管理局では、拷問を厳重に禁止している。こんな肉体的苦痛を加えて、口を割らそうなんて、明らかに服務規程違反だ。
「あ……んん……」
　だが、なのはは身をくねらせてもがくフェイトを楽しそうに見つめ、
「言って？……フェイトちゃん……どうして、ダメなの？……」
　と、自白を強要する。
「……だ……だって……あ……き……今日は……ふぁ……いちゃいちゃだけで……え……あ……えっちなことしないって……んんッ……」
　フェイトの喘ぎ混じりの自白に、なのはは目を細めて、
「それじゃ、なんでダメなのか判らないなぁ……これもいちゃいちゃしてるだけだし、いいんじゃないのかなぁ？」
　ふっくらした乳房をフェイトの腰や背中に、これでもかと擦りつけながら言った。完全に状況を面白がっているのが判るが、それをされる側のフェイトにはたまったものではない。
「だ……だめ……」
「だからぁ……どうしてダメなの？……いちゃいちゃしようよぉ。こうやってぇ……」
「…………」
　顔を逸らし、必死に感覚を遮断しようとしても、なのはの手や乳房の感触が情け容赦なくフェイトを責めたてる。
　延々と続く甘美な責め苦に、とうとうフェイトは音を上げた。
「だ……だって……そ……それ以上されたら……されたら…………」
「されたら？」
　続きを強要するなのはに、フェイトは蚊の鳴くような小さな声で、
「え……えっちな気持ちになっちゃう……から………………」
　そういって、頬を赤く染めた。
　しばらく恥ずかしそうなフェイトの顔を覗き込んでいたなのはは、相好を崩して、
「もう、フェイトちゃんって、可愛いなぁ……」
　と、嬉しそうにフェイトの身体を抱きしめた。
「ご……ごめんな……さい……」
　どうやら、えっちな気持ちになってはいけないと思っているらしいフェイトが、小さな声で謝る。
「ううん……こっちこそ、誤解させてごめんね」
　意外な答えに、フェイトは少し顔を持ち上げて、なのはを見た。
　ローションの滑りを利用して、フェイトの背中を滑りあがり、顔を近づけたなのはは、
「………だって、お日様も昇ってる昼間から、えっちしちゃうなんて、なんだかハイジンみたいだもん……だから、えっちは夜になるまでガマンしようって思ったの……」
「じゃぁ……」
「もう夜──にはちょっと早いかな？　でも、お日様は沈んだし、もう、いいかなって思うんだけど……いいかな？…………」
　言いながら、フェイトの背や肩をそっと撫でるなのは。注意深く、注意深くフェイトを見つめ、彼女が小さく頷くのを確かめた。