今日はいちゃいちゃの日なの 20
「フェイトちゃん、それじゃ、うつ伏せになってよ」
と、条件をコロリと変えて、反応を伺ってみる。まるで模擬戦の時に間合いを外すような感じで。
案の定、フェイトはいきなりの条件変更提示に面喰って、目を点にしている。
「背中だったら、いいでしょう?」
そう言って、押し倒したフェイトの頬を左手で軽く撫でる。
その指の先に魔力スクリーンがひとつ開かれた。フェイトからも見えるその小さな画面に、動画が映し出される。女性がマッサージをされている場面の動画で、どうやらエステ店の教習用のものらしい。何処でこんなものを手に入れてくるのだろうか。
と、条件をコロリと変えて、反応を伺ってみる。まるで模擬戦の時に間合いを外すような感じで。
案の定、フェイトはいきなりの条件変更提示に面喰って、目を点にしている。
「背中だったら、いいでしょう?」
そう言って、押し倒したフェイトの頬を左手で軽く撫でる。
その指の先に魔力スクリーンがひとつ開かれた。フェイトからも見えるその小さな画面に、動画が映し出される。女性がマッサージをされている場面の動画で、どうやらエステ店の教習用のものらしい。何処でこんなものを手に入れてくるのだろうか。
「マッサージの仕方、教わったの」
そう言って、にっこりと笑うなのは。
「で、でも……なのは……新人教育とかで疲れてるだろうし……」
「平気、平気。それよりずっと航行艦勤務のフェイトちゃんのほうが、疲れがたまってるよ」
やんわりと断ろうとするフェイトをなのはがにこやかに制する。こう言われてしまうと、フェイトは何も言う事ができない。
「でも……あの……」
それでも、僅かに抵抗を試みるが、覆いかぶさられるように見つめられると逃げ場がない。
諦めたフェイトはゆっくりと身体を捻り、もそもそとうつ伏せに姿勢を変えた。
背中だけなら、大丈夫………絶対、大丈夫……
自分にそう言い聞かせ、目を固く瞑り、唇を噛んで、出来るだけ感覚を遮断するよう努める。
まったくの無駄な努力に精一杯のフェイトを面白そうに見つめ、なのははゆっくりとボトルを傾けた。
「ひゃッ!」
それほど冷たくはないはずだが、緊張していたためか、肩甲骨の間に感じた液体の触感に、フェイトが大きく引きつる。
なのはは、ボトルを縦に動かし、背中を走る脊椎の溝に沿って、惜しげもなくローションを垂らすと、それを両手で背中いっぱいに塗り拡げた。
ぬるぬるになったフェイトの背中。その腰のところに左掌を置くと、ゆっくりとそれを肩甲骨の方へ滑らせる。左掌が肩に届く少し前に、今度は右手を先ほどと同じ腰のところに置いて、そっと肩の方へ──
「ん………」
真一文字に結んだフェイトの唇から吐息が漏れる。左右の手でゆっくりと背中を摩られるのが、とても気持ちイイ。性的な意味ではなく、身体の力が根こそぎ奪われてしまうような感覚。まさに、溶けてしまいそうな気分だった。
そうやって、暫くの間、腰から背中へと交互に摩り揚げていた手を肩に置き換えたなのはは、今度は肩から腕へのマッサージに変える。右の肩から腕、左の肩から腕、交互に、ゆっくり、フェイトが押し殺した声をあげるを聞きながら。
もう一度、ボトルを手に取ると、今度はそれをフェイトの右脚に垂らす。
左掌で膝の裏から腿へ向けて。右掌でふくらはぎの方へとローションを塗り拡げると、両手で脚を掴むようにして、ゆっくりと捏ね始めた。
「あ……ふ……ん……」
脚を揉まれているだけなのに、なんでこんなに声が出てしまうのか、フェイトは自分でも判らない。自分自身の反応に戸惑うばかりだ。何とか唇を噛み締めて耐えようとするのだが、なのはが両手でゆっくりと、ふくらはぎから腿へと揉み上げて来ると、もう耐えられないくらいの快感だった。
右脚に続けて、左脚にも一筋のローションを垂らすと、これもゆっくりと絞るように揉み込んでいく。
それから、もう一度背中をしばらく摩ったあと、なのはは、自分の左掌にたっぷりとローションを乗せ、両手をあわせて掌いっぱいに塗り拡げた。
「ひんッ……」
フェイトがひときわ大きく引きつる。なのはが掌でそっと撫でたのは、脇の垂線からぷっくりとはみ出した、乳房の膨らみだった。
「な……なのは?……」
慌てたフェイトは、顔の下に置いていた腕で脇を締め、精一杯の抵抗を試みたが、たっぷりと塗られたローションの滑りの前では無駄な事。幾ら力を込めてみても、その間を掌は滑っていく。
「あは……いい手触りぃ……」
はみ出た膨らみの柔らかさを確かめるように、脇を潜らせた掌を動かし、嬉しそうな声を上げるなのは。
そう言って、にっこりと笑うなのは。
「で、でも……なのは……新人教育とかで疲れてるだろうし……」
「平気、平気。それよりずっと航行艦勤務のフェイトちゃんのほうが、疲れがたまってるよ」
やんわりと断ろうとするフェイトをなのはがにこやかに制する。こう言われてしまうと、フェイトは何も言う事ができない。
「でも……あの……」
それでも、僅かに抵抗を試みるが、覆いかぶさられるように見つめられると逃げ場がない。
諦めたフェイトはゆっくりと身体を捻り、もそもそとうつ伏せに姿勢を変えた。
背中だけなら、大丈夫………絶対、大丈夫……
自分にそう言い聞かせ、目を固く瞑り、唇を噛んで、出来るだけ感覚を遮断するよう努める。
まったくの無駄な努力に精一杯のフェイトを面白そうに見つめ、なのははゆっくりとボトルを傾けた。
「ひゃッ!」
それほど冷たくはないはずだが、緊張していたためか、肩甲骨の間に感じた液体の触感に、フェイトが大きく引きつる。
なのはは、ボトルを縦に動かし、背中を走る脊椎の溝に沿って、惜しげもなくローションを垂らすと、それを両手で背中いっぱいに塗り拡げた。
ぬるぬるになったフェイトの背中。その腰のところに左掌を置くと、ゆっくりとそれを肩甲骨の方へ滑らせる。左掌が肩に届く少し前に、今度は右手を先ほどと同じ腰のところに置いて、そっと肩の方へ──
「ん………」
真一文字に結んだフェイトの唇から吐息が漏れる。左右の手でゆっくりと背中を摩られるのが、とても気持ちイイ。性的な意味ではなく、身体の力が根こそぎ奪われてしまうような感覚。まさに、溶けてしまいそうな気分だった。
そうやって、暫くの間、腰から背中へと交互に摩り揚げていた手を肩に置き換えたなのはは、今度は肩から腕へのマッサージに変える。右の肩から腕、左の肩から腕、交互に、ゆっくり、フェイトが押し殺した声をあげるを聞きながら。
もう一度、ボトルを手に取ると、今度はそれをフェイトの右脚に垂らす。
左掌で膝の裏から腿へ向けて。右掌でふくらはぎの方へとローションを塗り拡げると、両手で脚を掴むようにして、ゆっくりと捏ね始めた。
「あ……ふ……ん……」
脚を揉まれているだけなのに、なんでこんなに声が出てしまうのか、フェイトは自分でも判らない。自分自身の反応に戸惑うばかりだ。何とか唇を噛み締めて耐えようとするのだが、なのはが両手でゆっくりと、ふくらはぎから腿へと揉み上げて来ると、もう耐えられないくらいの快感だった。
右脚に続けて、左脚にも一筋のローションを垂らすと、これもゆっくりと絞るように揉み込んでいく。
それから、もう一度背中をしばらく摩ったあと、なのはは、自分の左掌にたっぷりとローションを乗せ、両手をあわせて掌いっぱいに塗り拡げた。
「ひんッ……」
フェイトがひときわ大きく引きつる。なのはが掌でそっと撫でたのは、脇の垂線からぷっくりとはみ出した、乳房の膨らみだった。
「な……なのは?……」
慌てたフェイトは、顔の下に置いていた腕で脇を締め、精一杯の抵抗を試みたが、たっぷりと塗られたローションの滑りの前では無駄な事。幾ら力を込めてみても、その間を掌は滑っていく。
「あは……いい手触りぃ……」
はみ出た膨らみの柔らかさを確かめるように、脇を潜らせた掌を動かし、嬉しそうな声を上げるなのは。