なにが出るかな？ 3
管理
「キミのステディじゃ、ぱよんぽよんは望み薄だろうし、この機会にオトナの胸を堪能しておきたまえ」
ヘッドロックをかけたままの晴宏の言いように、睦月は少なからずムッとし、思わず反駁しようとしてしまう。
実物を見たことも、触った事もないクセに、変な断定をしないでもらいたい。いや、晴宏がゆんなの胸を見たり触ったりなんて、絶対に許せないけど。
まぁ、確かに晴宏の言うとおり、ゆんなの胸は間違っても「大きい」とは、言えない。写真の中の亜里沙の胸は小山のように盛り上がってはいるが、ゆんなのがこれと同じようにベッドに仰向けば、亜里沙の半分、いや、１／３の高さもないだろう。
「キミのステディじゃ、ぱよんぽよんは望み薄だろうし、この機会にオトナの胸を堪能しておきたまえ」
ヘッドロックをかけたままの晴宏の言いように、睦月は少なからずムッとし、思わず反駁しようとしてしまう。
実物を見たことも、触った事もないクセに、変な断定をしないでもらいたい。いや、晴宏がゆんなの胸を見たり触ったりなんて、絶対に許せないけど。
まぁ、確かに晴宏の言うとおり、ゆんなの胸は間違っても「大きい」とは、言えない。写真の中の亜里沙の胸は小山のように盛り上がってはいるが、ゆんなのがこれと同じようにベッドに仰向けば、亜里沙の半分、いや、１／３の高さもないだろう。
でも、大きくはなくとも、掌に包んでそっと揉み込めば、なんとも言えない弾力と柔らかさで応えてくれるのだ。
それに、こんな写真しか見たことないなら知らないだろうけど、乳首を唇にふくんで軽く吸ったり、舐めたりすると、すごく良い声をあげて、イヤイヤをするように頭を振ったりするのは、本当に嬉しい気持ちがしてたまらないのだ。
い、いけね………
睦月は下半身に違和感を覚えて、思わず知らずそこを手で隠すような動作をとった。
ゆんなのおっぱいや、その感触を思い出しすぎた結果、股間の愚息がゆっくりと起き出してきてしまったのだ。
シャイな男のコとしては、絶対に他人には気づかれたくない現象だったが、得てしてそういう隠しておきたいコトというのは、逆によく見つかってしまう。
「おお！睦月クン、反応してますねぇ！」
一番見つけられたくない晴宏に、頭越しに股間の盛り上がりを見つけられてしまい、睦月は慌てた。本当はそんな事は無いのだが、勃たせてしまった所を見られるのは、何に欲情して勃たせたのかを見抜かれてしまっているような気がする。
誰も知らない、二人だけしか知らない、ゆんなとの逢瀬の全てを見抜かれてしまったのではないか？ というそんな危惧を一瞬、抱いた。
「やっぱり欲求不満がたまっているようですねぇ？ そうだろう、そうだろう。うんうん、なんつってもまぁ、アレじゃぁ不満もたまるってもんだよ。これからはさぁ、こういうのでしっかりとかいておきたまえよ」
晴宏の言いようからすると、どうやらばれていないらしい。安堵する一方、妙な誤解をされても困る。
「だ、だからさぁ、違うんだよ。そういうんじゃ……」
「隠すな、隠すな。睦月ちゃんだって、おっぱいは好きだからおっきくなっちゃうんだろ？ やっぱこう、ボインボイ～ンなほど、男も元気になるわけよ。ボインは男のロマン！ 巨乳は男の夢！ 我々が巨乳を要求して、何度踏みにじられたかを思い起こすがいい！チチへの想いを力に換えて、立てよ！男のコ！ 睦月クンも今日から巨乳公国のために命を捧げるのだ！ ジーク・巨乳！！」
某国の総帥の演説のようなセリフを使い、晴宏が睦月を抱えていた腕を解いて拳を突き上げる。そういえば、ナントカの野望というゲームを最近やりこんでいた。
さすがに周囲の男のコが一斉に声を揃えて「ジーク・巨乳」を連呼するようなコトはなかったが、やっぱり晴宏はアブナイ奴だ。間違っても政治家なんぞになって、国民を危ない道に引きずっていかないコトを祈るばかりである。
「そんなに大きいのはイイアルか？」
突然、自分の左側から聞こえた問いに、晴宏は反射的に、
「そりゃぁもう！ なんつっても女の価値はチチの大きさ！ 見てみろよ！このあ……ふれ……ん？」
左を振り返り、亜里沙の写真を示して嬉々としてしゃべりだした晴宏は、そこに誰も居ないのを不思議に思った。
確かに左側から声を掛けられたはずなのに？ そう思った瞬間。
「ふーん。価値って大きさで決まるアルかぁ………」
またも声が聞こえる。
晴宏の目が下に転じた。
同じ背丈の男のコに示すつもりで見せたグラビアを、下から見上げる大きな瞳。
漆黒の髪をひっつめた、「ドアノブ」を二つ、頭に載せた、いつも見慣れたクラスメイト。ただ、そのコが履いているのは、ブレザーのズボンではなく、タータンチェックのひだスカート。
「ゆ……ゆんゆん！」
真っ青になった睦月が叫んだ。
ゆんなは、ジト目で睦月を睨むように見ている。
それに、こんな写真しか見たことないなら知らないだろうけど、乳首を唇にふくんで軽く吸ったり、舐めたりすると、すごく良い声をあげて、イヤイヤをするように頭を振ったりするのは、本当に嬉しい気持ちがしてたまらないのだ。
い、いけね………
睦月は下半身に違和感を覚えて、思わず知らずそこを手で隠すような動作をとった。
ゆんなのおっぱいや、その感触を思い出しすぎた結果、股間の愚息がゆっくりと起き出してきてしまったのだ。
シャイな男のコとしては、絶対に他人には気づかれたくない現象だったが、得てしてそういう隠しておきたいコトというのは、逆によく見つかってしまう。
「おお！睦月クン、反応してますねぇ！」
一番見つけられたくない晴宏に、頭越しに股間の盛り上がりを見つけられてしまい、睦月は慌てた。本当はそんな事は無いのだが、勃たせてしまった所を見られるのは、何に欲情して勃たせたのかを見抜かれてしまっているような気がする。
誰も知らない、二人だけしか知らない、ゆんなとの逢瀬の全てを見抜かれてしまったのではないか？ というそんな危惧を一瞬、抱いた。
「やっぱり欲求不満がたまっているようですねぇ？ そうだろう、そうだろう。うんうん、なんつってもまぁ、アレじゃぁ不満もたまるってもんだよ。これからはさぁ、こういうのでしっかりとかいておきたまえよ」
晴宏の言いようからすると、どうやらばれていないらしい。安堵する一方、妙な誤解をされても困る。
「だ、だからさぁ、違うんだよ。そういうんじゃ……」
「隠すな、隠すな。睦月ちゃんだって、おっぱいは好きだからおっきくなっちゃうんだろ？ やっぱこう、ボインボイ～ンなほど、男も元気になるわけよ。ボインは男のロマン！ 巨乳は男の夢！ 我々が巨乳を要求して、何度踏みにじられたかを思い起こすがいい！チチへの想いを力に換えて、立てよ！男のコ！ 睦月クンも今日から巨乳公国のために命を捧げるのだ！ ジーク・巨乳！！」
某国の総帥の演説のようなセリフを使い、晴宏が睦月を抱えていた腕を解いて拳を突き上げる。そういえば、ナントカの野望というゲームを最近やりこんでいた。
さすがに周囲の男のコが一斉に声を揃えて「ジーク・巨乳」を連呼するようなコトはなかったが、やっぱり晴宏はアブナイ奴だ。間違っても政治家なんぞになって、国民を危ない道に引きずっていかないコトを祈るばかりである。
「そんなに大きいのはイイアルか？」
突然、自分の左側から聞こえた問いに、晴宏は反射的に、
「そりゃぁもう！ なんつっても女の価値はチチの大きさ！ 見てみろよ！このあ……ふれ……ん？」
左を振り返り、亜里沙の写真を示して嬉々としてしゃべりだした晴宏は、そこに誰も居ないのを不思議に思った。
確かに左側から声を掛けられたはずなのに？ そう思った瞬間。
「ふーん。価値って大きさで決まるアルかぁ………」
またも声が聞こえる。
晴宏の目が下に転じた。
同じ背丈の男のコに示すつもりで見せたグラビアを、下から見上げる大きな瞳。
漆黒の髪をひっつめた、「ドアノブ」を二つ、頭に載せた、いつも見慣れたクラスメイト。ただ、そのコが履いているのは、ブレザーのズボンではなく、タータンチェックのひだスカート。
「ゆ……ゆんゆん！」
真っ青になった睦月が叫んだ。
ゆんなは、ジト目で睦月を睨むように見ている。
