さくらのぶらじゃぁ初体験 17
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「……知世ちゃん…………」
頬をヒクヒクと引きつらせ、何とか反駁しようとしたさくらだったが、名前を呼ぶのがやっとだった。
ため息をひとつ付き、何気なく足下の紙袋を見る。そこから覗く、シンプルだが可愛らしく、そして一歩オトナであることを示す魅力の下着。
つけて、みたい……。
心の中で頭を持ち上げたそんな気持ちを、慌てて否定する。
全然膨らんでもいないのにナマイキだって思われたらどうしよう。園美さんがせっかく知世ちゃんのために買ったのに、わたしが借りるなんてイケナイよ。
だが、一度はそうして否定はしたものの、好奇心は抑えきれない。それに、さくらが身に付ける事を望む知世の言葉が背中を押す。
着けたらどんな感じがするんだろう。オトナっぽくなれるかな? 本当に知世ちゃんの言うとおり、膨らんできてるのかな?
そうした気持ちが表れたのか、さくらは、真っ白なブラジャーに包まれた知世の胸に、自然と目線を注いでいた。
「……知世ちゃん…………」
頬をヒクヒクと引きつらせ、何とか反駁しようとしたさくらだったが、名前を呼ぶのがやっとだった。
ため息をひとつ付き、何気なく足下の紙袋を見る。そこから覗く、シンプルだが可愛らしく、そして一歩オトナであることを示す魅力の下着。
つけて、みたい……。
心の中で頭を持ち上げたそんな気持ちを、慌てて否定する。
全然膨らんでもいないのにナマイキだって思われたらどうしよう。園美さんがせっかく知世ちゃんのために買ったのに、わたしが借りるなんてイケナイよ。
だが、一度はそうして否定はしたものの、好奇心は抑えきれない。それに、さくらが身に付ける事を望む知世の言葉が背中を押す。
着けたらどんな感じがするんだろう。オトナっぽくなれるかな? 本当に知世ちゃんの言うとおり、膨らんできてるのかな?
そうした気持ちが表れたのか、さくらは、真っ白なブラジャーに包まれた知世の胸に、自然と目線を注いでいた。
それに気が付いた知世が、さくらを後押しするため、そっと耳に囁く。
「ね?つけてみましょう?」
その甘い囁きに、さくらは知世の顔をみる。だが、すぐに顔を伏せ、上目がちの瞳で、
「……ふ……膨らんで無くても、わ……笑ったりしない?……?」
「もちろんですわ」
「ホントに?」
「絶対に笑ったりしないと、お約束します」
きっぱりと言い切られ、さくらは逃げ道を失う事になった。
「じゃ……じゃぁ…………」
さくらは言って、のろのろと白いタイに手をかけた。
しゅるる……
微かな衣擦れの音とともに、タイを解いたところで、知世が身動ぎもせずにこちらを見ている事に気がついた。
ほぼ無意識に、さくらは右の踵を引いて、くるりと右に身体を捻る。知世からみると、真横を向いた状態。その向きで制服のファスナーを摘む。だが、それを下げ始めたところで、はたと顔を上げた。
「……」
すぅっと、知世が視界の中に入ってきたのだ。さくらを真ん中に、円を描くように前に回り込み、うっとりとした瞳で、こちらを見ている。
さくらは、ファスナーを摘んだまま、今度は左に身体を捻った。だが、知世はすぐさま、同じように回り込んで、さくらの前にポジションを取る。
「あ、あの……知世ちゃん?……」
おずおずと切り出すさくら。見ないで欲しいと伝えようと思った。だが、それを言葉にする事はできなかった。
なんとも幸せそうな表情から、言い難かったという一面もあるが、それよりも、さっき自分が同じ事をしたばかりだという事に気が付いてしまったためでもあった。じっくり、しっかり、知世の裸の胸を観察した手前、自分が脱ぐところは見るなというのは、身勝手な気がする。
「はうぅぅ……」
困り果ててはみたものの、他にどうしようもない。さくらは、お腹の前で腕を交差させ、制服の裾を掴むと、思い切って引き上げた。
「ぷぁ……」
知世と違って短髪のさくらは、栗色の髪を頂く頭を抜き取るのは、それほど苦ではないが、それでも自然と声が出てしまう。片方づつ腕を引き抜くと、上着を畳んで足元にそっと置いた。
続けて、ハイネックシャツの裾に手をかける。まずはこれも頭を抜くため、上に捲り上げた。
「ね?つけてみましょう?」
その甘い囁きに、さくらは知世の顔をみる。だが、すぐに顔を伏せ、上目がちの瞳で、
「……ふ……膨らんで無くても、わ……笑ったりしない?……?」
「もちろんですわ」
「ホントに?」
「絶対に笑ったりしないと、お約束します」
きっぱりと言い切られ、さくらは逃げ道を失う事になった。
「じゃ……じゃぁ…………」
さくらは言って、のろのろと白いタイに手をかけた。
しゅるる……
微かな衣擦れの音とともに、タイを解いたところで、知世が身動ぎもせずにこちらを見ている事に気がついた。
ほぼ無意識に、さくらは右の踵を引いて、くるりと右に身体を捻る。知世からみると、真横を向いた状態。その向きで制服のファスナーを摘む。だが、それを下げ始めたところで、はたと顔を上げた。
「……」
すぅっと、知世が視界の中に入ってきたのだ。さくらを真ん中に、円を描くように前に回り込み、うっとりとした瞳で、こちらを見ている。
さくらは、ファスナーを摘んだまま、今度は左に身体を捻った。だが、知世はすぐさま、同じように回り込んで、さくらの前にポジションを取る。
「あ、あの……知世ちゃん?……」
おずおずと切り出すさくら。見ないで欲しいと伝えようと思った。だが、それを言葉にする事はできなかった。
なんとも幸せそうな表情から、言い難かったという一面もあるが、それよりも、さっき自分が同じ事をしたばかりだという事に気が付いてしまったためでもあった。じっくり、しっかり、知世の裸の胸を観察した手前、自分が脱ぐところは見るなというのは、身勝手な気がする。
「はうぅぅ……」
困り果ててはみたものの、他にどうしようもない。さくらは、お腹の前で腕を交差させ、制服の裾を掴むと、思い切って引き上げた。
「ぷぁ……」
知世と違って短髪のさくらは、栗色の髪を頂く頭を抜き取るのは、それほど苦ではないが、それでも自然と声が出てしまう。片方づつ腕を引き抜くと、上着を畳んで足元にそっと置いた。
続けて、ハイネックシャツの裾に手をかける。まずはこれも頭を抜くため、上に捲り上げた。