なにが出るかな? 9
ゆんなは、バネ仕掛けの人形のように、ベッドから勢いよく立ち上がると、突然の事に、呆気にとられている睦月をキッと睨みつけた。
そのまま、遅刻しそうな朝の着替えのように、パジャマのボタンをブチブチと外すと、ガバッと勢いよく襟元を開く。
なだらかなAカップとはいえ、突然、目の前に現れた憧れの膨らみに、睦月は思わず息を呑んだが、それも一瞬の事で、すぐに視界がブラックアウトした。
理由は簡単。ゆんなが脱いだパジャマの上を睦月に叩きつけたからだ。
慌てて顔を覆う布地を払い落とした睦月の眼前で、今度はパジャマのズボンの腰周りに親指を差し入れると、中のショーツごと、一気に膝下まで押し下げる。
そのまま、遅刻しそうな朝の着替えのように、パジャマのボタンをブチブチと外すと、ガバッと勢いよく襟元を開く。
なだらかなAカップとはいえ、突然、目の前に現れた憧れの膨らみに、睦月は思わず息を呑んだが、それも一瞬の事で、すぐに視界がブラックアウトした。
理由は簡単。ゆんなが脱いだパジャマの上を睦月に叩きつけたからだ。
慌てて顔を覆う布地を払い落とした睦月の眼前で、今度はパジャマのズボンの腰周りに親指を差し入れると、中のショーツごと、一気に膝下まで押し下げる。
「ちょ……ゆんゆん!」
慌てて制止しようとした睦月だったが、その暇はなく、駆け足のように左右の脚を上げて下を脱いだゆんなは、ズボンを右手に大きく振りかぶり、睦月にたたきつけた。
今度は両手で顔を庇い、なんとか直撃を避けたものの、勢いで分離した白いショーツが頭の上に乗ってしまう。
「さぁ! これでいいアルか?!」
腰に手をあて、仁王立ちになったゆんなが、目を吊り上げてそう宣言する。
想定外の状況に、睦月の頭は真っ白。あんぐりと口を開け、呆然とゆんなを見つめてフリーズしてしまった。
「なにグズグズしてるアルか?! さっさとオナニーして見せるアル!!」
「あ……いや……その……」
ゆんなの剣幕に、へどもどになってしまう睦月。
ど……何処で間違ったんだろう?
頭の中をさっさまでのやりとりがぐるぐる回る。
こんなはずではない。普通にえっちしようという事になっているはずだ。なのにどうして? 受け入れ難い現実に、睦月は、これが悪い夢だと思いたかった。
「さぁ! はじめるよろし!」
ゆんなが仁王立ちのまま、ぐいっと詰め寄る。その分、睦月がベッドの上を後退った。子供用ベッドに幅はなく、すぐに壁に背中がくっついてしまい、それ以上は逃げられない。
「さぁ!!」
「ちょ……ゆんゆん……落ち着いて………」
右の掌を向けて、なんとかゆんなを押しとどめ、落ち着けようと試みる。だが、怒りで羞恥心すら吹っ飛んでいるゆんなに、そんな姑息な手段が通じる訳がない。
「さぁ!!」
さらに詰め寄るゆんなは、呆然と自分を見上げる睦月に対し、上体を傾け、上から睨め付けた。
普通なら、睦月を見上げるのが常のゆんなだが、ベッドの上に尻餅をついた形の睦月と、その前で仁王立ちになっている関係で、ゆんなが見下ろす形になっている。
「だ……だから……その……」
必死になだめようとした睦月の視線が、つい、ゆんなの顔から逸れ、その胸元に行く。
見慣れない視点だったからか、それとも僅かでも前に屈めたからなのか、なんだか膨らみに普段よりボリュームがあるように見えた。
むくく……
わっ! ばか!
視覚刺激をきっかけに、新鮮な血液を得て膨張を始めた海綿体を心の中で睦月が叱る。
もっとも、睦月くらいの歳の男のコは、豆大福が乳房に見えて欲情し、亀の子ダワシが陰毛に見えて欲情する時期だから、小ぶりとは言え、実物を前に、全力全開で勃たない方が驚きだろう。いかに中学生らしくない、恵まれた性生活を送っているか判る。
慌てて制止しようとした睦月だったが、その暇はなく、駆け足のように左右の脚を上げて下を脱いだゆんなは、ズボンを右手に大きく振りかぶり、睦月にたたきつけた。
今度は両手で顔を庇い、なんとか直撃を避けたものの、勢いで分離した白いショーツが頭の上に乗ってしまう。
「さぁ! これでいいアルか?!」
腰に手をあて、仁王立ちになったゆんなが、目を吊り上げてそう宣言する。
想定外の状況に、睦月の頭は真っ白。あんぐりと口を開け、呆然とゆんなを見つめてフリーズしてしまった。
「なにグズグズしてるアルか?! さっさとオナニーして見せるアル!!」
「あ……いや……その……」
ゆんなの剣幕に、へどもどになってしまう睦月。
ど……何処で間違ったんだろう?
頭の中をさっさまでのやりとりがぐるぐる回る。
こんなはずではない。普通にえっちしようという事になっているはずだ。なのにどうして? 受け入れ難い現実に、睦月は、これが悪い夢だと思いたかった。
「さぁ! はじめるよろし!」
ゆんなが仁王立ちのまま、ぐいっと詰め寄る。その分、睦月がベッドの上を後退った。子供用ベッドに幅はなく、すぐに壁に背中がくっついてしまい、それ以上は逃げられない。
「さぁ!!」
「ちょ……ゆんゆん……落ち着いて………」
右の掌を向けて、なんとかゆんなを押しとどめ、落ち着けようと試みる。だが、怒りで羞恥心すら吹っ飛んでいるゆんなに、そんな姑息な手段が通じる訳がない。
「さぁ!!」
さらに詰め寄るゆんなは、呆然と自分を見上げる睦月に対し、上体を傾け、上から睨め付けた。
普通なら、睦月を見上げるのが常のゆんなだが、ベッドの上に尻餅をついた形の睦月と、その前で仁王立ちになっている関係で、ゆんなが見下ろす形になっている。
「だ……だから……その……」
必死になだめようとした睦月の視線が、つい、ゆんなの顔から逸れ、その胸元に行く。
見慣れない視点だったからか、それとも僅かでも前に屈めたからなのか、なんだか膨らみに普段よりボリュームがあるように見えた。
むくく……
わっ! ばか!
視覚刺激をきっかけに、新鮮な血液を得て膨張を始めた海綿体を心の中で睦月が叱る。
もっとも、睦月くらいの歳の男のコは、豆大福が乳房に見えて欲情し、亀の子ダワシが陰毛に見えて欲情する時期だから、小ぶりとは言え、実物を前に、全力全開で勃たない方が驚きだろう。いかに中学生らしくない、恵まれた性生活を送っているか判る。