2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なにが出るかな? 1

ゆんゆん☆パラダイスの18禁二次小説です。

こちらの小説の続きになります。
なにが出るかな?

さいころゲームで勝った方は、負けた方に好きなえっちを要求できる。それがふたりのえっちのルールです。

管理

「えっと……ゆんゆん……?」
睦月は、顔いっぱいに困惑の表情を浮かべ、ゆんなを見つめた。
「…………」
ゆんなは黙ったまま、答えない。
こ、困ったなぁ…………。
睦月は居心地悪そうにゆんなを見るが、口をへの字に結んだゆんなは、まるで睦月の視線から逃げようとするかのようにそっぽを向いている。
ふと机の上のCDラジカセに目をやると、デジタル時計の数字は23時を回っていた。ゆんなが来てから、かれこれ10分が経っている。
 いつもなら、とっくに「始まって」いる頃合だ。忍んで来たゆんなは、睦月のベッドに腰掛けると、何とも言えない笑みと、甘い声で睦月を呼ぶ。ゆっくりと隣に座れば、すりすりと身体を擦りよせてくるのがたまらない。肩を抱き、舌を絡めあい、それからパジャマに手をかけて──
 もちろん、それは健全な中学生にあるまじき行為だ。イケナイ事の数々に罪悪感も沸き起こる。だが、ゆんなが自分の意思で、ベランダから忍び込んでくるのだから、仕方が無い。来るように強いた事は一度もないし、女のコの方から来てくれているのに、何もしないで追い返すなんて出来るわけがない。そう、心に言い訳をして、ベッドに押し倒していた。
ところが、今日のゆんなの様子は、どうみても「望んで」来た様には見えなかった。
 いつもなら、軽くノックをしてから、1/3くらい、それもそっと開けて、『いいアルか?』なんて恥ずかしそうに聞いてから入ってくるのに、今日は無言でアルミサッシを全開に引き開け、家宅捜索の警官のように部屋に入り込むと、後ろ手にピシャリと閉めた。あまりの乱暴さに、家人にバレはしないかと、睦月が気をもんだほど。
 小ぶりのお尻を、まるで叩きつけるように乱暴にベッドの上に乗せ、椅子に腰掛けて唖然としている睦月をひと睨み。それから、ぷいっと横を向いてしまった。
 もちろん、いつものような甘い呼びかけなんか、かけらもない。しーんと静まった部屋は、居心地の悪いことこの上なかった。
 睦月は、ゆんなの隣に移っていいものかどうか、悩んだ。自分の部屋なのだから、遠慮することはないのだが、性格的に無理強いが出来ないものだから、切り出すことが出来ない。
 だが、もう10分も経った。このまま、何もしないで、机の前に座っている訳にもいかない。意を決し、立ち上がった睦月は、ベッドへと腰を移す。だが、いつもならぴったりと寄り添うところを、今日は、もう一人、間に入れる位の隙間を開けた。
「ゆんゆん?……」
 伺うように声を掛け、それを利してちょっとだけ近寄る。だが、ゆんなはツンとそっぽを向いたまま。困り果て、ひざの上に置いた手を何度も組み換えて落ち着きのない挙措を見せる睦月。
 スル気がないなら、帰ってもらった方が良いのだが、とてもそんな事は言い出せない。何分かかけて、何とか半分くらい距離を縮めた睦月は、足元からサイコロ・クッションを拾い上げ、両手でゆんなに差し出した。
「ね、ねぇ……ゆんゆん……」
 恐る恐る声を掛けると、ゆんながゆっくりこちらを向く。睦月は恐怖にも似た感情を持ったものの、何とか笑みを作って、両手でサイコロを示した。
 次の瞬間、サイコロ・クッションを奪い取ったゆんなは、それを頭の上に掲げ、叩きつけるように窓に向かって投げた。
 床にバウンドしたサイコロは、コロコロと複雑に転がり、たっぷりと時間をかけて、5の目を出してとまった。
 奇数なので、今日の主導はゆんなという事になる。
 何を要求しても、睦月は断れない。舐めさせるのも、後ろからさせるのも、ゆんなのお好みのままだ。だが、まるでその事にすら興味を失ったかのように、ゆんなはそっぽを向いたまま、座り込んでいる。
「……ね……ゆんゆん?」
 とうとう、居心地の悪い沈黙に耐えかね、睦月が声をかけた。ゆんなは顔をそむけたまま、目だけで睦月を見る。
「なに……すればいい?……何でも、ゆんゆんの言うとおりするよ?……」
 ゆんなの傍らににじり寄り、普段の身長差では絶対にない事だが、下からゆんなを見上げるようにして訴えた。
「……りで……」
「え?」
 小さな声で呟いたゆんなの声を聞き逃し、睦月が問い返した。それが癇に障ったのか、ゆんなはキッと睨みつけると、
「独りでおちんちん擦って、勝手に気持ちよくなればいいアル!」
 言われた睦月は、一瞬、目の前が真っ白になった。
「ちょっと……ゆん……」
「どーせ、ゆんはぺたんこアル。こんなんじゃお気に召さないアルでしょ? だったら、おっぱいおっきな人の写真でも見て、勝手にしてればいいアル!」
 噛み付かんばかりに言われ、思わず睦月は身を引く。暫くは呆然と、ゆんなを見ていた。だが、言葉の内容を反芻するに、ようやくとその意味がカタチになっていく。
「……ま、まだ怒ってたの?」
 半ば呆れたように、睦月が言った。
 内心の機嫌そのままに、ぷいっとそっぽを向いたゆんなに、思わずため息が漏れる。
「だから、あれは誤解なんだってば……」
「あ~んなにデレ~っとした顔しといて、誤解も六回もないアル!」
 取り付く島もないとはこの事か、ゆんなは睦月の申し立てを撥ねつけた。
「だから……それは違うんだよぉ」
 男の沽券はどこへやら、睦月は情けない声をあげ、何とかゆんなのご機嫌をとろうと必死。ひたすら低姿勢に出た。

テーマ : ★官能小説★
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

Secret

おすすめ!

プロフィール

坂本 睦月

  • Author:坂本 睦月
小説インデックス
すべて、18禁小説ですので、未成年の方は、クリックしないでください。

ゆんゆん☆パラダイス
ふたりの日曜日
なにが出るかな?
すり~ぴんぐ・てんぷて~しょん

彼女が髪を切った理由
彼女とえっちができた理由

カードキャプターさくら
さくらの恋人候補生
さくらのぶらじゃぁ 初体験
えっちの国のさくら

魔法少女リリカルなのは
今日はいちゃいちゃの日なの
ブログ以前の小説
ブログ開設以前に書いた小説です。別サイトに飛びます。
すべて、18禁小説ですので、未成年の方は、クリックしないでください。

ゆんゆん☆パラダイス
今夜はお口で……
らぶらぶシミュレーション
なにがでるかな?
すり~ぴんぐ・てんぷて~しょん
ふたりの自由研究
新しい、あ・そ・び……

カードキャプターさくらの
さくらちゃんチェンジ
さくらの恋人候補生
ひとこと掲示板
chobi BBS

最近の記事
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーバナー
タグ
Twitter
フォロワ募集中です